Saturday, September 08, 2007

September7,07 @ KC W3-2

Kennedy, Joba team up
Box Score (MAJOR.JP)

Harlan Chamberlain sees Joba as Yankee live for first time

1点リードの7回ウラ、チェンバーレインがマウンドに上がるとカメラはすかさず客席に向けられた。主役はチェンバーレインの父ハーランさんネブラスカから総勢100人以上にも及ぶ応援団と共に駆けつけていた。

チェンバーレインの登板はこの日で11試合目だが、健康上の理由(*1)からか実際に観るのはこれが初めてらしい。息子の勇姿がよほど誇らしかったのだろう。投球前からすでに涙を浮かべている。こんな光景を見せられては勝敗など二の次、テレビに向かってこう叫んでいた。(*1)ポリオのため車椅子の生活

「ヤンキースなんか負けてもいい、とにかく抑えろ」

危ない場面はあったものの、何とか2イニングを無失点に抑えて一安心。本人は否定していたが、多少緊張していたのかも知れない。

わざわざ書く必要もないが、観ていて気づいたことが2つある。1つはハーランさんがいわゆる福耳だったこと。もう1つは関係者の中に、まだ一般には販売されていないチェンバーレインのTシャツを着ていた人がいたこと。いずれも取るに足らないことなので、これ以上のコメントは止めておく。

参考までにこのハーランさん、9月20日にニューヨークへ来る予定。翌21日から始まるブルージェイズ戦には顔を見せるはずだ。

Chamberlain well-grounded

いろいろと調べていたら、興味深い記事を見つけた。チェンバーレインは市の清掃局で働いていたことがあるようで、高校卒業時は今より20キロ以上太っていたらしい。詳しい経緯は分からないが、減量に成功したことで道が開けたのは確かなようだ。

人に歴史ありという言葉が示すように、あの涙には他人が分かり得ない意味がたくさん隠されていたのだと思う。

最後になってしまったが、この日の先発ケネディーについて少し。セットポジションの投球動作は確かに似ているが、ムシーナ2世と呼ぶにはちょっと無理がある。どちらかと言うとストレート主体の本格派、ヤンキースならヒューズやクレメンスに近い。

最大の特徴はナックルカーブではなくツーシーム。球速はヒューズと変わらないが、変化する分だけ打たれにくい。チェンジアップにも見どころがあるので、コマンドさえ機能すればある程度の成績は期待できる。若いわりに投げ急がないところは評価できるが、逆にストレートに頼りがちなのは減点材料。

追記:ケネディーはどちらかと言うと技巧派だった。訂正記事はこちら

記憶が確かなら、貯金17は今季最大。これまで何度もチャンスがあっただけに、ようやく鬼門を突破したというところ。突き抜けた勢いで、そのままシーズンを乗り切って欲しい。

Video:
A-Rod goes 3-for-4
Posada's homer
Abreu's go-ahead RBI
Post Game Plus

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