Monday, August 06, 2007

August4,07 vs KC W16-8

Milestone reached in rout
Box Score (MAJOR.JP)

王さん超えた!32歳・Aロッドが世界最年少500本塁打達成!

ボールがスタンドに吸い込まれた瞬間、両手を広げ喜ぶAロッド。過度の期待を強いられていただけに、ようやく肩の荷が下りたことと思う。これをさらなるモメンタムとして、最後まで走り抜けて欲しい。

「Relax Alex 500 Will Come」

あと1本に迫ってからというもの、スタンドには様々なボードがを掲げられていた。大半はここに打ってというものだったが、その中でもひと際目を惹いたのがこのメッセージ。発想は単純かも知れないが、シンプルにして優しさを感じさせる。

史上最年少で達成したAロッドだが、試合数でいうと実は3番目。記憶が確かなら1位はマクガイア、2位はソーサだったと思う。レギュラーに定着してからはシーズン平均で41本、3.6試合に1本のペースで打っているのだからやはりメジャーは広い。

News: Arod's 500 Home Runs
Alex Rodriguez Official Website

何とも間が悪いのが、このシリーズオフのマイケル・ケイ。Aロッドはもちろん、松井のメジャー通算100号にも立ち会っていない。単に印象の問題かも知れないが、どうも負けゲームを担当することが多い気もする。こういう映像はずっと残るものだし、個人的にはあの絶叫を聞きたかった。

この日の先発は、怪我から復帰したルーキーのヒューズ。最速94マイルのストレートとスローカーブのコンビネーションが絶妙で、さすがトッププロスペクトと思わせるピッチング。3回に2点を失うが、これは不運なヒットによるものなので度外視していい。

ただしイニングを重ねるごとに球速は落ちていた。実際降板した5回はほとんどが80マイル後半。久々のメジャー登板で飛ばし過ぎたのかも知れないが、スタミナ面に課題を残したのは事実。

Notes: Yankees designate Myers
Yankees promote Brower, designate Myers for assignment

マイヤーズが事実上の戦力外通告。防御率は2点台と問題ないが、本来の役割である左のワンポイントとして機能していなかった(*1)のが理由だろう。ただこれには、投手コーチのギドリーにも大いに責任がある。(*1)対左打者の被安打率.312

元々マイヤーズは、プレートの左端(ファースト寄り)から投げていた。ところが何を思ったのか、ギドリーはシーズン途中で右端から投げるよう指示。これでは角度がつかないので当然抑えられない。案の定結果が出ず、結局は元に戻させている。

コーチ自ら勧める新フォームをたった1イニングで止めさせられた井川しかり、このチームの首脳陣は実に無能。何度も書いているセリフだが、結果からしか判断できないのなら野球など辞めてしまえと言いたくなる。

Jim Brower 投球回43.2 防御率1.65 20S 奪三振40 与四球11 (*2)

代わりに昇格したのは34歳のジム・ブラウアーという投手。90マイル前半のストレートとスライダー、シンカーも投げるらしい。トーリによれば、先日書いたチェンバーレインよりもこのブラウアーを選んだとのこと。(*2)成績は3A Scranton/Wilkes-Barre

これで左はビローン1人になった。そもそも防御率2点台の投手をクビにすること自体理解できない。カーステンズを落とせば済むことであって、マイヤーズの使い道はいくらでもあるはず。ビローン程度の投手に頼っていては、後で必ず困る時が来る。迷走の序曲はもう始まったのかも知れない。

Video:
Alex Rodriguez 500 (YouTube)
Yankees' four-run sixth
Yankees' five-run seventh
Cano's four-hit afternoon

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