Tuesday, August 14, 2007

August13,07 vs BAL W7-6

Yanks walk-off with win
Box Score (MAJOR.JP)

気がつけば貯金16。

これでオールスター明けは24勝8敗、前半戦が嘘のようなペースで勝ち続けている。相手チームに恵まれているとはいえ、ここまでやればたいしたもの。今のヤンキースなら、どこが相手だろうと簡単に負けはしない。

過去32試合: 得点平均7.6 チーム打率.327 HR58 長打率.556

見て分かるように、強さの秘密は異常なまでの得点力にある。チーム防御率は4点台前半だから、単純に引き算しても負ける方がおかしい。ただこの状態がシーズン終了まで続くはずもなく、打てなくなる時は必ず来る。

そうなれば接戦は増えるわけで、当然これまでのようにはいかない。一部ではトーリの評価が上がっているようだが、真価が問われるのはその時だろう。

Pre-game presentation to honor Arod's 500th HR

この日の試合前、Aロッドの500号HRを祝うセレモニーがあった。チーム状態を反映してか終始和やかな雰囲気。毎試合のようにブーイングを受けていた去年と違って、多くのファンが祝福していたと思う。

この絵を描いたのは、サイケデリックな作風で知られるピーター・マックス。明らかにミスマッチだが、商品価値(*1)だけは高そう。(*1)彼のデザインによるiMacは25000ドル

Peter Max Official Website

調べてみると、ピーター・マックスはボーイング777のデザインもしていた。コンチネンタル航空はヤンキースのオフィシャルスポンサー。偶然の一致ではないだろうから、おそらくこれがミスマッチの真相。

連日の失点となったリベラだが、打たれたヒットはいずれも当たり損ね。三振を取れなかったので本調子とは言えないかも知れないが、それほど悲観する必要はない。ちなみにリベラが崩れるのはほとんどがこのパターン。

参考:Roberts' game-tying single

リベラへの橋渡し役はチェンバーレイン、期待に応え1イニングを完璧に抑えた。首脳陣の信頼を勝ち取ったのは間違いなく、今季はセットアッパーでの起用が濃厚。たった3試合しか登板していないが、投球内容から言ってある程度の数字は残せる。

ただそうなると、来季もそのままスライドさせる可能性が出てきてしまう。補強に失敗するようなことがあれば、さらに確率は高くなる。変化を嫌い、目の前の数字にしがみつくヤンキースならあり得る話だ。先のことを言っても仕方がないが、エースになれる逸材だけにファンとしては心配。

この日のヒーローはカブレラ。タイムリーヒットとサヨナラのホームイン、守ってはファインプレイ(2回)と捕殺で失点を防ぐなど大活躍。HR4本分の価値があると言ってもいい。

詳しくはシーズン終了後にでも書くが、快進撃の背景にはジアンビの故障がある。これによって占有されていたDHのポジションが空き、フレキシブルな対応が可能になった。故障していなければカブレラの台頭は考えられず、今頃はトーリの姿もなかっただろう。

関連記事:April28,07 vs BOS W3-1

Video:
Abreu's solo homer
Betemit's two-run homer
Wang goes six innings

4 comments:

Anonymous said...

>打てなくなる時は必ず来る。

って早すぎです。。。

KMFIS said...

知っているかもしれませんが、
この投手には去年もやられてます。
元気があれば記事にしますので、
その時は読んでみて下さい。

Anonymous said...

kmfisさんはチェンバレンはスタータに、
と思ってます?
私はクロー座がいいかなと思ってるんですが。

あの気迫と勢いは短いイニング向きかなと
思って。

で、モー様は今年限りですかね。

KMFIS said...

確かにマウンド度胸はありますね。
ただそういったものはクローザーというより、
投手全般に求められる能力だと思ってます。
クレメンスがいい例でしょう。

それと僕の野球観ではクローザーは二の次なので、
そういう意味でも先発として投げて欲しいです。

リベラは球速が生命線なので、
それさえ落ちなければ十分やっていけます。
コマンドが機能していないのは心配ですが、
これは年齢とは無関係なので問題ないでしょう。

後は周りの評価次第じゃないですか?
敵に回すようなことがあれば厄介ですね。




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