Wednesday, June 20, 2007

June19,07 @ COL L1-3

Yanks' rallies incomplete
Box Score (MAJOR.JP)

ワールドトリップ初戦は完敗。

ロッキーズの先発はフォッグ。スライダーに多少見どころがあるものの、これといった特徴がない。言ってみればスタッツ通りの投手で、攻略も時間の問題だと思っていた。ところがそう上手くいかないのが野球、7回を4安打とほぼ完璧に抑えられてしまう。

敗因を挙げるとすればここだが、打線は水物という言葉が示すようにこればっかりは仕方がない。ただ現在のヤンキースは、また明日があるさなどと言っていられない状況。そこで今回は、ロッキーズに与えた得点に沿って気づいたことを書いてみようと思う。

1点目(3回、1-0):ヒット→盗塁→無死2塁→2死後→ヒット→1-1

この回は先頭打者のタベラスに尽きる。出塁はバントヒットによるもので、今季だけで通算21本目。また内野安打の比率が5割弱と、これが左打者なら首位打者も夢ではない。逆に言えばバントヒットを簡単に許してしまったのは、反省材料に値する。参考までに盗塁はスローで見るとアウト、ただしピッチアウトしていていただけに恥ずかしいプレーではある。

2点目(5回、1-1):1死後→ヒット→盗塁→1死2塁→ヒット→1-2

最初のヒットは当たり損ねなので仕方がないにしても、ここでも盗塁を許したことは問題。大差勝ちが多いチームの宿命なのかも知れないが、こんなぬるい野球をしているようでは王者にはなれない。当たっているホリデイを避けての敬遠策も考えてみたが、次がメジャー屈指の好打者ヘルトンなのでちょっと難しい。

ちなみにこのヘルトン、生涯打率は現役トップの.333。左打者だが足は決して速くない。安打製造機、又は天才打者と言うならイチローではなくヘルトンが相応しい。イチローフリークのみなさん、よく覚えておくように。

3点目(6回、1-2):2死ランナーなし→HR→1-3

個人的にはここが最大のポイントだったと思う。HRを打ったのは8番打者のトリアルバ、敵地での交流戦のため次打者は投手。となれば敬遠の選択肢は当然出てくる。代打を出されれば同じだと思うかも知れないが、それは違う。まったく歯が立たない先発投手を降ろすだけでも、十分に価値はあるからだ。

強力なロッキーズのブルペンを考慮しても、続投させるより望みはある。もっとも好投しているフォッグに代打を送ることは、まず考えられない。不文律でもない限り、敬遠がベストの戦略なのは間違いないだろう。

こうしたら、ああしたらと書いたところで勝てたとは言えない。ただヤンキース(主にトーリとキャッシュマン)の悪いところは、敗戦から敗戦以上の価値を見出せないこと。フォッグの出来がよくて、チャンスに打てなかった。ムシーナはよく投げた、ではダメなのである。

なぜ打てなかったのか、打順はこれでいいのか。他に選択肢はなかったのか。目先のデータや相性に血眼になる前に、考えるべきことはたくさんある。先日マイナー落ちしたクリッパードがいい例で、全てが結果論。

野球人などその程度と言ってしまえばそれまでだが、一応は頭脳労働なのだからもう少しまともにできないものか。選手経験があるというだけで高給取りでは、特殊法人に天下りする官僚と何ら変わらない。

アメリカはキャリアを重んじる国だが、同時に合理主義思想の国でもある。アメリカであってアメリカではない、人気はあっても全ては様式に支配されたオールドスクール。残念ながら、野球とはそういうものらしい。

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Video:
Matsui drives one in
Jeter's Dive
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