Sunday, May 27, 2007

May26,07 vs LAA L1-3

Yanks held to one run
Box Score (MAJOR.JP)

天敵エンジェルスにホームで連敗。

先日優勝ラインを算出したばかりだが、もはや2勝1敗ペースでは届かない。先発陣が安定しているレッドソックスのチームカラーから考えても、残されているのは奇跡の二文字以外にない。なぜこうなってしまったのか。試合前の放送席で、解説のケン・シングルトンが前日を振り返ってこんなことを言っていた。

「4回までは2-3とゲームになっていたが、直後の3失点で終わった」

実際は5回を終わって3-6、致命傷はその後の4失点だが言いたいことは分かる。中盤を軽視するがため全てが後手、今季のヤンキースを象徴するような試合である。これを数字で表すとさらに分かりやすい。

勝ちゲーム 1点差:2 2点差:2 3点差:2 4点差:4 5点差以上:11
負けゲーム 1点差:8 2点差:7 3点差:4 4点差:4 5点差以上:3

2点差以内は4勝15敗、逆に5点以上差をつけられて負けたのはたったの3回しかない。つまり常に勝負にはなっているわけで、力負けが理由でないことは明らか。好投プラス打線の爆発が勝てる条件、それ以外は負けるのでは救いようがない。

投手陣が崩壊していると言われるヤンキースだが、チーム防御率はリーグ平均(概算で4.38)と差はない。そこで同じような投手力のチームを抜き出してみた。

NYY 防御率:4.63 得失点差:+26 21勝26敗
SEA 防御率:4.68 得失点差: -4 23勝22敗
DET 防御率:4.43 得失点差:+36 29勝19敗

得失点差がマイナスのマリナーズが貯金1、それほど変わらないタイガースは貯金10。また得失点差がプラスで貯金がないのは、ヤンキースを除けばツインズとアスレチックスだけ。少なくとも5割は維持できるはずで、戦い方に問題があると考えるのが妥当だろう。

MIN 得失点差:+4 23勝25敗  OAK 得失点差:+31 24勝24敗

マラソンでは中盤まで集団で走るのが普通だが、そこから抜け出すランナーが必ずいる。たいがいの場合、このランナーについて行かなければ勝機はない。競馬でもかわされた馬は失速することが多いため、騎手が気を使っている部分でもある。

たとえビハインドでも、食らいついて行かなければチャンスは生まれない。独走を許せば戦意は失われ、追いつくどころか差は広がるばかり。中盤を疎かにし、勝ちパターンに拘って試合を落とす。負ければ負けるほど選手の調子も上がってこないという悪循環。これを断ち切るには、これまでのやり方を改める以外手はない。

この日のリベラは2点ビハインドの9回に登板、トーリの采配としては珍しい。無失点に抑えたことで、その裏の2死1.3塁がサヨナラの場面になる。結果的には負けたが、こういうことはどんどんやるべき。そうすることで拾えるゲームには、1勝以上の価値が確実にあるからである。

4点以上のリード:7 4点未満のリード:5 同点:2 ビハインド:4
中4日:3 中3日:5 中2日:5 中1日:1 連投:3

ついでなので、リベラの起用法を調べてみた。4点以上のリードが4点未満を上回り、中3日以上が全体の約半数を占めている。起用する場面が不適切なのは言うまでもないが、宝の持ち腐れ状態なのが分かると思う。

この映像では確認できないが、試合後のインタビューでトーリは珍しく無精ヒゲをはやしていた。たまたまかも知れないが、よほど堪えているのだろう。もっとも自業自得なので、同情する気はまったくない。

こうして読んでみると、ない(否定と限定)で終わる文章が多い。文体や精神構造の問題とも言えるが、対象が対象だけにどうしても連動してしまう。日に日に追い込まれていく今のチーム状態では、増えることはあっても減ることはなさそうだ。

Video:
Wang's solid start
Mientkiewicz's RBI single
Abreu's running catch
Clemens' second Minor League start

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