Monday, May 14, 2007

May13,07 @ SEA L1-2

Missed chances hurt Yanks
Box Score (MAJOR.JP)

ついに首位とは8ゲーム差。

1点を追う7回、ヤンキースは松井とポサダのヒットで1死1.2塁のチャンスを掴む。次打者はこの日、左投手対策でスタメンに起用されたフェルプス。ここでマリナーズは先発のラミレスを諦め、右のリツマをマウンドに送る。

「代打ミンケイビッチ」

右には左、その好調度から考えてもトーリにとってはベストな選択なのだろう。この起用が間違いと言うつもりはないが、このコールで負けを覚悟したのも事実。

マイケル・ケイにしてレッドホットと言わしめるミンケイビッチだが、.230そこそこの打率でそう言われても正直ピンと来ない。初球は無条件に見送り、バットが下から出てくる典型的なプルヒッター。ジアンビ同様、打率を残せるタイプではない。

好調なのはスランプの反動と見るべきで、一気に突き抜けるだけのポテンシャルは持ち合わせていない。この辺りがひとまずの天井、売るのはいいが絶対買えない株なのである。そうは言っても出てきたものは仕方がない。たった1つのことだけを願っていた。

「併殺だけはやめてくれ」

そう願ったのがいけなかったのか、結果は見事併殺打で攻撃終了。プルヒッターだけに引っ掛ける可能性は高いのだが、よりによって最悪なシナリオになるとは。個人的には右打ちが上手いカイロを起用して欲しかった。

9回にも2塁に松井を置いて、またもミンケイビッチ。マウンド上には抑えのプッツと前回よりさらに分が悪い。案の定、ど真ん中を連続で空振りして三振。あれだけ下からバットを出したのでは当たるはずもなく、そもそもフルスイング自体必要ない。

参考:Putz strikes out the side

現在のヤンキースは、3番から7番までの平均出塁率が4割を超えている。必然的にこの日のような場面は多くなるわけで、上位だけではなく下位の打順も再考するべきだと思う。他のチームと違って中軸を打てる打者が多いのだから、やり方はあるはずである。

Video:
Jeter's RBI single
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