Tuesday, May 08, 2007

An Ace In The Hole

Clemens returns to NY

松井が2000本安打を達成したその日、意味深なアナウンスと共にクレメンスが現れる。ヤンキースファンにとって、その意味を理解するのは容易い。スタジアムが大歓声に包まれる中、クレメンスのスピーチが始まった。

They came and got me out of Texas.
And I can tell you It's a privilege to be back.
I'll be talking to you all soon.

テキサスから連れてこられたが、やはりここには特別な思いがある。
すぐにでも、みんなに会えるだろう。

言葉にこそしなかったが、その真意はチャンピオンリングを見れば分かる。溜まっていたフラストレーションなどどこ吹く風、この時ばかりは誰もが希望に満ち溢れていた。

表向きは選手すら知らなかったとされているが、やはり一部の選手は知っていたようだ。試合後のインタビューでも、数人の選手がそれを認めている。面白かったのは、映像中にもあるギドリーとペティットのやりとり。知っていたかとの問いに、ペティットの答えはノー。これを見た隣のポサダは大笑い、理由は言うまでもないだろう。

Clemens Press Conf
Entire Clemens conference

この会見によると、報道されていた通りの3チーム(*1)からオファーを受けていたらしい。キャッシュマンのコメントから、ヤンキースがオフからずっとラブコールを送っていたことも分かった。用意周到と言えば聞こえはいいが、相変わらずのチーム作りには頭が痛い。(*1)アストロズ、レッドソックス、ヤンキース

クレメンスがなぜヤンキースを選んだのか。代理人であるランディ・ヘンドリックスのコメントによれば、復帰の時期と受け入れ態勢がポイントになったようだ。

ヤンキースが復帰の時期を特定しなかったのに対し、他の2チームが望んでいたのは6月終わりか7月初め。当のクレメンスはトレーニングも順調で、いつでも復帰できる状態。さらに2ヶ月待つことを気遣った代理人が意思確認すると、本人も早期の復帰を望んだ。それならば、ということでヤンキース入りを決断したらしい。

元チームメイトのペティットやジーターの影響は否定しないが、おそらくこれが本当のところだと思う。あえて他の要因を探すなら、ヤンキースの一員として選手生命を終えたいというのはあったかも知れない。復帰は6月8日からのパイレーツ戦が濃厚。

2 comments:

樹里亜 said...

いろんなタイミングの結果なんですかね。

きのうの負けは余計でしたが、まあ
アンディにはロジャー効果があったかな?

井川は気長に待ちます。。。

KMFIS said...

コメントありがとうございます。

アストロズにしてもレッドソックスにしても、
必要ない選手は獲る余裕がない。
そういう理由から6月後半か7月になったんでしょう。
どんな状況であろうと獲れるのがヤンキース。
まあ、これは資金力の問題だけでもないですが。

下世話な話になりますが、
前述の両チームが必要ない成績だった場合、
下手をするとやる気でも受け入れチームがなくなる。
そうなると20億前後のお金を棒に振るわけです。
ヤンキースに特別悪い印象を持っていない限り、
この選択はいたってノーマルと言えます。

ペティットは信用してないのでコメントできません。
井川は本当に残念です。

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