Monday, April 30, 2007

April29,07 vs BOS L4-7

Wang provides no help
Box Score (MAJOR.JP)

9勝14敗の最下位、首位と6.5ゲーム差で4月を終了。

前日を振り返り、ゲーム前の放送席ではHuge(Big) Winという言葉がさかんに使われていた。連敗が止まったこと、アクシデントを考えれば確かに相応しい言葉だとは思う。

ただ実際は勝ち星が1つ増えたに過ぎず、それが意味を持つためには最低でも連勝が必要になる。チームの士気から言っても次は絶対に落とせない。こういうゲームはシーズン中数えるぐらいしかないが、残念ながら結果はご覧の通り。以下に敗因を挙げてみる。

オティースのHR
打たれたのは初球の内角ストレート、ポサダの要求通りの球だった。ウォンはシンカー系の投手なため、左打者であれば外角を責めるのがセオリー。プルヒッターで長打力のあるオティースならなおさらのこと。配球の伏線もない初球となると、言い訳の余地はない。

マニーのHR
ポサダの要求は高めの吊り球、これが甘く入って持っていかれた(カウント2-1)。直前の投球が高めのストレート(見逃し)だったことを考えると、吊り球には引っかかりにくい。スランプ中とは言っても、相手は天才打者のマニー。もう少し配球を考えるべきだろう。

城島、ウィーバー最短KOに「キャッチャーの問題」

今回に限らず、城島は自分のリードを悔やむことが多い。投手に選択権があるとはいえ、捕手のリード次第で結果が違ってくるのも事実。まさに捕手の鏡のようなコメント、ポサダにも是非見習ってもらいたい。

投手継投:
2点ビハインドの8回、先頭打者は左のオティース。ヤンキースベンチは左のヘンをマウンドに送る。センター前に運ばれ無死1塁、前述のマニーにHRを打たれてしまう。続く左のヒンスキーを討ち取ったところでヘンは降板、右のブルーニーがマウンドへ。

ヘンの起用は2人の左打者を考慮してのもの、これは分かる。ただオティースに出塁された時点で事情は変わってくるはず。仮にそれを度外視したとしても、4点ビハインドのランナーなしで継投する理由が分からない。

逆にブルーニーの投入が可能と証明していることにもなり、それならば右打者のマニーにぶつけるべき。右対右は効果がないにしても、左よりはマシである。気のせいだと思うが、ブルーニーがふて腐れているように見えた。

あろうことかミンケイビッチの3ランHRで逆転。これは勝てると思って観ていたが、相手の9番打者も3打点と甘くはなかった。絶対に落とせないと書いたものの、よくよく考えると勝ってはいけないゲームだったのかも知れない。

その理由はミンケイビッチがヒーローになってしまうから。
ピンとこない人はこちらを参照。

Video:
Chien-Ming Wang
Jeter's solo homer
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