Saturday, April 28, 2007

April27,07 vs BOS L4-11

Yankees' skid hits seven
Box Score (MAJOR.JP)

ブルージェイズ戦に引き続き完敗。

この日の主審はストライクゾーンが極端に広く、投手に有利なはずだった。ところが皮肉にも両先発は四球で自滅、結果的に大味なゲームになってしまった。

完敗と表現したのは点差が理由ではない。仮に4-6で終わっていても、同じように書くつもりだった。勝敗に繋がるような采配ミスもなく、勝てる要素自体がなかったのである。しいて言えば、決勝点となったワイルドピッチぐらい。平凡なショートバウンドだっただけに、ポサダには止めて欲しかった。

参考:Boston's three-run fifth

ただしこれがなくても投手継投は変わらなかっただろうし、その後ヤンキースは得点を上げていないのだから同じこと。流れの違いを持ち出す人もいると思うが、流れとはその後の戦略が変わってくる場合に有効な言葉だと思っている。またそれを根拠にするとキリがないのも事実。特に否定しているわけではないが、個人的にはあまり好みではない。

ペティットで落とし、リベラの乱調に落胆している人も多いと思う。ペティットに関しては生涯防御率(3.80)や能力から言って、今までが明らかに出来すぎ。現状で最も信頼できる投手なのは確かだが、率直なところパバーノとそれほど差はない。

リベラに関しては、球速さえ落ちていなければ心配する必要はない。打たれたヒット3本のうち、甘く入ったのは1本だけ。残りの2本はコーナーぎりぎりのボールで、どちらもポサダの要求通りだった。

唯一心配なのは、結果が出ないことによるメンタル面への影響。実際1失点後に与えた四球は、ほとんどが高めに浮いていた。抜群の制球力を誇るリベラにしては珍しい。ただこれだけの投手なので、時間が解決してくれるとは思う。

最後に松坂について少し触れてみる。まず話題のジャイロボール。放送中に何度もプレイバックしていたが、確かにそれらしき回転(回転軸が投球方向に平行)はしていた。ただそれよりも、満塁のフルカウントで投げたのには驚いた。結果的に打たれはしたが、よほど自信がなければ投げられない。

100球前後でバテていたペティットとは対照的に、最後まで(投球数117)球速が落ちなかったのも印象に残った。いまさら驚くことでもないが、先発投手にとっていかにスタミナが大事か再認識させられた。関係ないが、投球フォームが江川に似てきた気がする。

参考:Dice-K strikes out seven

これでヤンキースは7連敗、実に7年ぶりのことらしい。一刻も早く連敗を止めたいところだが、今日の先発は好投のイメージすら浮かばないカーステンズ。ラズナーや井川を押しのけて先発枠に残った理由も未だに分からない。

いずれにしても打ち勝つしかないが、相手はクセ者のナックルボーラー。全てはウェイクフィールドの出来次第、四球とパスボールに付けこめれば勝機はある。

Video:
Yankees' four-run fourth
Jeter goes 3-for-5
Mariano Rivera Postgame Interview

2 comments:

Anonymous said...

本当に思わぬ形で連敗が止まりましたが
kmfisさん的にはタマタマの結果に
なるんでしょうか。

まあこの一勝はどんな形であれ取れたことに
意味があると思うので。

不安ズだけは余計でしたが。

あしたの勝ちがホントの試金石ですね。

KMFIS said...

コメントありがとうございます。

井川を先発から外している以上、
やはりたまたまと言うべきでしょう。
カーステンズが負傷しなければ、
こういう結果はまず得られなかったと思います。
レッドソックスの選手も同じことを言ってますね。

ただ言う通り、勝ったことに意味があると思います。
また次が試金石なのも同感です。
そういう意味では残念な結果になりました。
勝てる可能性はあったと思います。




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