Wednesday, April 18, 2007

April17,07 vs CLE W10-3

Yanks hit three homers
Box Score (MAJOR.JP)

先発ライトが初勝利、Aロッドは早くも21打点目。

ヤンキースの先発は、先日マイナーから昇格したばかりのライト。実はこの投手、3Aはおろか2Aでの経験もたったの2試合しかない。何事も段階を踏むヤンキースとしては、極めて異例と言っていい。またヒューズクリッパードを差し置いての起用に、疑問を抱く人も少なくないはず。

参考:Yankees Prospects, Chase Wright

理由として考えられるのは、ライトが左投手だということ。ただしそのアドバンテージを重視したのではなく、ヘンの先発転向がその背景にあるのだと思う。

現段階で先発投手として認知されているのはペティットと井川、ラズナーの3人。ただラズナーにはそれほど信用がなく、復帰が近いカーステンズにも同じことが言える。つまりウォンが復帰したとしても、残る2枠は流動的に考えざるを得ない。

その選択肢の1つが本来先発のヘン、ここまでの成績(防御率1.04)から考えれば当然だろう。仮にヘンが先発枠に入ってしまうと、左のブルペンはマイヤーズ1人になる。それを補填できるのがこのライト、万が一先発として通用すれば儲けものというわけだ。

個人的には左に拘らず能力優先でいいと思うが、型で野球をしたがる首脳陣には何を言っても無駄。それなりに考えた、ということだけは評価してもいい。

さてそのライトだが、5回を投げて3失点という内容。チェンジアップとスライダーはまずまずだが、ストレートは80マイル後半と物足りない。

今回はコントロールが定まらなかったことが逆に好結果を生んだが、少しでも真ん中に集まるようだと簡単に炎上できる投手に見えた。ヤンキースのことなので次回も登板させると思うが、一刻も早くヘンを先発させるべきだと思う。

相手先発のウエストブルックは、ライトとは対照的にほとんどが真ん中に集まっていた。ヤンキース打線が好調なのは確かだが、この日に限っては打たれて当然という内容。

Video:
Mientkiewicz makes the tag
Damon's great catch
Jeter's spinning throw

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