Thursday, March 08, 2007

Spring Game vs CIN T1-1

Pettitte sharp in tie with Reds

オープン戦ながら、見るべきものが数多くあった。本題に入る前に、まずはヤンキースと直接関係ないところから触れておく。

親友のペティットが先発したためか、観客席にはクレメンスの姿があった。その後長男のコービーを従えて放送席にやって来たが、残念ながら肝心の話は不透明のまま。

クレメンスのために背番号を変えたと言われるカノーだが、24番は名前の由来となるジャッキー・ロビンソンの42番をひっくり返したもの。ちなみにヤンキースの42番はリベラで、移籍しない限り永久欠番になる可能性が高い。

去年のシーズン半ばに自由契約になったクロスビーが途中出場。最初の打席では誰よりも大きな拍手で迎えられた。バッティングではいいところがなかったが、ダイビングキャッチで場内を沸かせた。ヒゲを伸ばし長髪と風貌は変わったが、かえって若返った印象。

ゲームの方は土壇場の9回、代打で起用されたサディーナがまたも期待に応えて同点タイムリー。ライト線を抜ける当たりで2ベースと思われたが、途中で転倒してしまいシングルヒット止まり。活躍したこととの相乗効果なのか、これにはベンチも大ウケだった。

Andy Pettitte / アンディ・ペティット 投球回3.0 被安打3 与四球2 奪三振2
カーブはよかったが、ストレートは最速でも88マイルと物足りない。ストレートとカーブが主体の投手だけに、球速が落ちたのはかなりのマイナス材料。

本来は本格派だが、こうなってくるともはや軟投派。全ては緩急とコマンド次第で、甘く入れば確実に持っていかれる。角度があるのが唯一の救いだが、3点台の防御率を期待するのは難しいかも知れない。

Mariano Rivera / マリアーノ・リベラ 投球回1.0 被安打0 無四球 奪三振1
三振はスプリッターで奪ったもの。まだ練習中のようで、直後に見せた照れくさそうな表情が印象的だった。ストレートは最速92マイル、徐々にペースを上げてきている様子。

Darrell Rasner / ダレル・ラズナー 投球回3.0 被安打2 無四球 奪三振2
前半はストレート中心、後半は得意のカーブを多投して持ち直した。ペティット同様ストレートに威力がないため、配球が結果に大きく影響するタイプ。数字的には合格だが、先発投手としてはさらなる能力アップが必要だろう。

Luis Vizcaino / ルイス・ビスカイーノ 投球回1.0 被安打1 無四球 奪三振2
不用意に投げたストレートをフェンスオーバーされたものの、変化球のキレは圧巻。首脳陣が血迷わなければ、開幕ロースターは確実。

Sean Henn / ショーン・ヘン 投球回1.0 被安打0 無四球
力のあるストレート(最速93マイル)が低めに決まっていた。左投手だけに、メジャー定着もそう遠くはないと思う。個人的に買っている投手。

Kevin Thompson / ケヴィン・トンプソン 2打数 1安打
9番ライトで先発出場、この選手も個人的に評価が高い。走攻守揃ったバランスのいい選手で、将来のリードオフマンになり得る逸材。

Alex Rodriguez / アレックス・ロドリゲス 3打数 2安打 1三振 1失策
先日に引き続き外角低目を右中間に運び、バッティングの調子はよさそう。ただその後のヒットで、3塁コーチの制止を振り切り憤死したのはいただけない。またランナーを2人置いて見逃し三振、何でもないサードゴロを悪送球とマイナス面も目立った。悪送球は仕方ないにしても、実戦練習でこれでは先が思いやられる。

Doug Mientkiewicz / ダグ・ミンケイビッチ 2打数 0安打
レギュラークラスでヒットが出ていないのは、このミンケイビッチだけ。確かに守備力は高いが、生涯打率.270の打者にはとても見えない。ライバルのフェルプスはこの日も勝負強さを見せており、現状では控えが有力。

オープン戦でも延長あり、そして翌日はデーゲーム。これで20連戦の3分の1が終わっただけというのだから、メジャーとは本当に過酷である。

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