Fiona Apple, Never Is A Promise
絶望的な美しさ
言うまでもなく、人は自分の人生しか生きることはできない。ただし媒体を介せば、他人の人生に触れることはできる。どんなに頑張ったところで本人にはなれないが、擦り寄ることで学べることは多い。
自分にとっての媒体、それは音楽。その曲の持つ意味を肌で感じるまで、ただひたすら聴き続ける。愛の意味を言葉で説明されるより、愛に包まれた曲を聴く方がずっといい。
Tidal (1996)
フィオナ・アップルは、ニューヨーク出身のシンガーソングライター。このアルバムがリリースされたのは彼女が18歳の時、そのクオリティーを考えれば天才と呼ぶべきだろう。あまり言いたくないが、幼少時のレイプ体験が独特な音楽性に繋がっているのだと思う。
冒頭にも書いたように、この曲には絶望感にも似た美しさがある。アレンジも実に見事で、驚くほど完成度は高い。感覚的な表現になってしまうが、何かを考えさせられる曲だ。
「You're Not Wrong」
リンク先のライブ映像は是非観て欲しい。時折歯を食いしばりながら歌う姿に、涙がこぼれてくる。何かの映画でこんなセリフがあったが、素直にそう言ってあげたくなった。
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Playlist Updated:
フィオナ・アップルのもう1つの顔、キレたグルーヴが堪らない。
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