Peter Gabriel, Make Tomorrow
未来への壮大なメッセージソング
アーティストはタイプによって2つに分けられる。1つは突出した個性がそのまま音楽性に繋がっているタイプ、もう1つはハイレベルなセンスがその音楽性を支えているタイプだ。
前者は誰にも真似できない圧倒的な存在感を示す一方、時代性に左右されやすく短命に終わることも少なくない。後者は時代性こそセンスを生かす格好の材料で、マイナーチェンジを繰り返しながらその音楽性を次々と変貌させていく。
OVO:Millennium Show [Limited Edition] (2000)
ピーター・ガブリエルは典型的な後者のタイプ、その活動は音楽のみならず多岐に渡る。このアルバムはロンドンのミレニアムドームショーのサントラなのだが、実際このショーの全てをデザインした中心的存在でもある。
ショーは3つのパート(過去:定住と農耕期、現在:産業革命と工業化、未来:テクノロジーと自然の喪失)に分かれていて、これは最終章のエンディングを飾る曲。歌詞が全てを代弁してくれているので、今回はこれ以上書くのを止めておく。
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