Friday, February 23, 2007

Empty Stock Option

先日NHKスペシャルで放送されたグーグル特集。

satomiさんの記事で知ったのだが、非常に面白かったので自分なりの感想を書いてみようと思う。特に印象的だったのはグーグルのCEO、エリック・シュミットのコメント。

「グーグルは全世界の情報を整理する目的で設立された」

情報化社会と言われるようになって30年余り。グーグル(だけではないが)の手によって、ようやく文字通りの社会が実現されようとしているのである。参考までに日本における情報化社会という用語は、1969年に林雄二郎が初めて提唱したとされている。

知っての通り、グーグルは検索ビジネスのオリジネーターではない。にもかかわらずたった9年で50%のシェアを獲得できたのは、把握力の差に理由がある。その最たるものがPageRankの原理、個人的にはそう思う。

検索ビジネスの持つ可能性をあらゆる角度から追求し、トップレベルの人材を使ってそれを実現する。実現した先には必然的に新たな可能性が生まれ、その分だけビジネスチャンスも広がる。まさに好循環の典型的な例で、インターネットの将来性を予測できなかったマイクロソフトとは決定的な違いがある。

「消費者が我々を見つけてくれる」

1日10億回と言われる検索回数は高精度のマーケティングを可能にし、その広告効果は従来のものとは比較にならない。またマーケティング自体ある程度自動化できるのも、大きなメリットと言える。ターゲット広告の形容として、これ以上相応しい言葉はないだろう。

何を隠そう、このブログもグーグルのサービスであるBlogger。選んだ基準は検索エンジンとしてのシェア、母体の体力と将来性で機能には初めから目をつぶっていた。

実際PING送信やトラックバック機能における不都合はあるが、それよりも将来的なメリットに対する期待感の方が大きい。そういう意味ではストックオプションに似た感覚と言えるかも知れない。

グーグル? ヤフーで問題ないしという国民気質

いいこと尽くめに見えるグーグルだが、日本では苦戦を強いられている。これについては素晴らしい記事(上記リンク)があるので、興味があれば読んでみるといいだろう。

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