Monday, October 09, 2006

ALDS 2006 @ DET G-4 L3-8

Over and out for Yankees

最後まで流れを引き寄せられず完敗。
ヤンキースは2年連続のディビジョンシリーズ敗退。

ヤンキースの先発ライトは3回持たず4失点(自責点3)で降板。相変わらず球が高く制球も悪かったが不可解な主審の判定(2回のロドリゲスへの3球目)や味方のエラー、ラッキーなヒットが全て得点に繋がり、前日のランディ・ジョンソンほどではないにしても多少不運ではあった。

またここまで不振のオルドニエス(.182)とモンロー(.167)にHRを打たれたのが何とも感慨深い。このシリーズのタイガースの勢いを象徴しているようで、今から思えばこの時点で大勢は決していたのかも知れない。

ライトを早々と降板させたヤンキースベンチだがこの後が実に滑稽。驚くことにシーズン中とまったく同じパターンの継投なのである。

ライドル(3失点)→ブルーニー→プロクター(1失点)→ファーンズワース

何度も書いているが投手は能力順に起用するのがセオリー。シーズン中は体調管理を考慮した長期的な展望が必要なため必ずしも当てはまらないが、後がないこの状況で同じことをやっていては負けるのも当然。結局ブルペンで最高の投手であるリベラはこのシリーズたった1イニングの登板。宝の持ち腐れとはまさにこのことで無能にもほどがある。

ヤンキースはこの日も8回まで4安打と打線が沈黙。ただ前日とは違い攻略できなかったのではなく自滅に近い。以下は相手先発ボンダーマンの過去5試合の投球数、ストライク率との比較。(投球数は9回に換算)

過去5試合:投球数146 ストライク率60% 昨日:投球数107 ストライク率71%

投球数の少なさは好球を待ちきれず早いカウントから打ったためで、ストライク率の高さはボール球に手を出したことに他ならない。そのため打ち損じが多く結果的に相手投手を助けてしまったという構図。後がないので焦るのは無理もないが本来の力を出し切れなかったのは残念で仕方がない。

屈辱的な幕切れではあったが今季のヤンキースは終わった。
まだまだ書きたいことはたくさんあるが今はその気力がないので後日にする。
最後に精一杯頑張った選手には心から感謝したい。

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