Saturday, September 09, 2006

September8,06 @ BAL L4-9

Yankees tumble in opener

またもベダードの前に打線が沈黙、2回2死からの5失点が致命的で完敗。

先発のライドルが2回持たずに降板。(1.2回6安打自責点6)コマンドが機能せず、常にカウントを悪くしたのが主な原因。また変化球が少なくストレート(140キロ前後)が多かったのも軟投派の投手としては問題。いずれにしてもこれで先発4、5番手はさらに流動的な状況になった。中継ぎ陣やルーキーからの抜擢も視野に入れる必要があるだろう。

前回のベダードとの対戦は8/15のホームゲーム。この時は6回5安打1失点6三振、今回が6回4安打2失点8三振とほぼ同じ内容。苦手というより単純に好投手という解釈が正しいのかも知れない。

ただ実際ヤンキース打線が左の本格派投手を苦手としているのも事実。最近の該当例は以下の通りでいずれも攻略できないことが直接敗戦に繋がっている。(防御率は現在)

8/24 ウォシュバーン(マリナーズ)6.1回6安打2失点防御率4.49
8/30 レデズマ(タイガース)5.1回2安打2失点防御率3.13
9/5 デラローサ(ロイヤルズ)5.2回6安打無失点防御率7.04

対策を講じるべきなのは言うまでもないが左の本格派投手に成功例が多いことを考慮すれば、左の先発投手が1人のヤンキースも別の意味で問題と言える。

ところでここにこんな記事がある。抑えのリベラが登板できない時に備えて予行演習をしているという記事だ。仮にそうだとして、大差の場面(リベラ故障後僅差での登板はない)でそれをやったところでどれほどの効果があるのだろう。

痛手にならない経験とは実に面白い。野球に限らず全てに言えることだが、やり直しがきかないからプレッシャーもかかり集中するのである。そういう経験を重ねればこそメンタル的な向上が望めるのであって、単純に終盤に投げただけでは期待値としてゼロに等しい。

逆にそんな予行演習は大事な場面で起用できず敗戦、疲労による故障というようなリスクを伴う。直訳のような文章なのでトーリの発言なのか記者の主観なのかは分からないが、どちらにしても極めて幼稚である。

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