Thursday, September 07, 2006

September6,06 @ KC W8-3

Johnson flirts with no-no

6回までノーヒットのランディ・ジョンソンとポサダの活躍で快勝。

この日のランディ・ジョンソンは往年のそれを感じさせる見事なピッチング。悪い癖の真ん中に球が集まることもほとんどなく、得意のハードスライダーと150キロオーバーのストレートで8三振を奪った。

いつもと違ったのはフラットスライダー(変化の少ないカウントを取りにいくためのもの)がほとんどなく、代わりに普段あまり目にすることのない145キロ前後の抜いたストレートを投げていたこと。個人的にはこれが好投の一番の要因だと思う。

参考までに最近6試合の成績は5勝1敗、防御率3.56、被安打率.182。被安打率.182は特筆すべき数字で例えばリベラは.262、サイ・ヤング最有力のサンタナ(ツインズ)は.258。好調時の数字とは言え、並の投手には逆立ちしても出せない数字だ。あと数日で43歳、限界説も浮上しているランディ・ジョンソン。往年の活躍は無理でもまだまだ十分やっていけるはずである。

5-0と5点リードの7回、ジアンビに代わってフィリップスがファーストの守備につく。5点リードではあるがロイヤルズの攻撃はあと3回。そんな場面で主軸のジアンビを交代させることは怪我や故障以外ではまずありえない。ましてや8回の先頭打者はジアンビで、守備堅めするのであればそれ以降が常識的である。

実はこの交代、ここまでノーヒットピッチングのランディ・ジョンソンを援護するためなのだ。地区優勝をほぼ手中に収めているからこそできるのだが、中々粋な計らいである。采配と呼ぶかどうかは別として、久しぶりにトーリに好感が持てた瞬間だった。

8回8点差でプロクター、9回7点差でファーンズワース。毎日のように触れているので詳しくは書かないが相変わらずの不可解な采配。結果としてこの2人で3失点しているのだから笑う他はないだろう。

7回1安打無失点のランディ・ジョンソンと2本の3ランHR(6回無死1.2塁、2-0 / 8回無死1.2塁、5-0)で6打点のポサダが評価の中心。他では先制タイムリーヒット(2回2死2.3塁)を打ったカブレラと2点目となるタイムリー2ベース(5回2死2塁)を打ったジーターが対象。

MVP Points Today/R Johnson5 J Posada3 M Cabrera1 D Jeter1

MVP Points Total/C Wang29 D Jeter27 J Damon24 A Rodriguez21
J Giambi20 B Abreu20 M Cabrera20 R Cano18 M Rivera17
J Posada17 B Williams16 R Johnson15 M Cairo12 C Lidle10
J Wright8 M Mussina8 K Farnsworth8 S Proctor7 A Guiel6
R Villone5 C Wilson5 D Rasner4 A Phillips3 B Crosby2
J Karstens2 S Ponson1 K Wilson1 N Green1 B Bruney1

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