Wednesday, September 27, 2006

September26,06 vs BAL W5-4

Yankees prevail at home

接戦を征し連勝、ヤンキースは95勝目。

この日の先発ライドルは打たれたヒット6本中3本がHR。前日のソウほどではないにしても、コマンドが生命線の軟投派なため失投が長打に繋がりやすい。全てソロHRだったのは不幸中の幸い、一歩間違えば大量失点していた。この投球をどう見るかはトーリ次第だが個人的には例えそれがロングリリーフでも中継ぎ向きとは思えないため、先発で使わないのならプレーオフのロースターからは外すべきだと思う。

復帰後初めてのホームゲームとなったシェフィールド。観客の反応に興味があったのでその第1打席には注目していたが、残念ながら歓声はほとんど聞こえてこなかった。

松井と違って復帰初戦は敵地、すでに数日経過しているためタイミングの問題というのもある。また慣れない守備が敗戦に繋がったことや、本来の打撃が出来ていないことも少なからず影響しているだろう。ただヤンキースに在籍していた過去2年の実績は申し分なく、その貢献度を考えればやはり何か物足りなさを感じる。

シェフィールドとの契約は今季まで、現在のヤンキースはレギュラー級の外野手だけで5人いる。年齢的なことも加味すると弾き出される可能性が最も高いのがこのシェフィールド、多くのヤンキースファンも同じように思っているはずだ。

つまりシェフィールドは転校することが決まっている生徒のようなもので、ファンがクラスメートの意識を持てなくなったと考えるのがこの場合妥当のように思う。同じファンとしては残念だがプレーオフでは是非その存在感を見せつけて欲しい。

このゲームでプロクターがメジャー初セーブをあげた。以下は試合終了直前のマイケル・ケイとアル・ライターの会話。

K 「157、155キロのストレートでカウント2-0、ここはスライダーが効果的だ」
L 「いやいや、ストライクゾーンを外してストレートを投げるべき」
L 「投手に有利なカウントだしチャンスは3回あるから」

さすが素晴らしい投手だっただけのことはある。プロクターは力のあるストレートが武器で、投手に有利なカウントでそれを温存する意味はないという理屈だろう。知っている人も多いと思うが、ライターは現役時代強気の投球をする投手だった。そういう意味でもかわす投球は好まないのかも知れない。

結果はど真ん中のストレートで見事センターフライに討ち取りゲームセット。ここ一番で最も自信のあるボールを投げ込めるかどうか。簡単なようでこれが意外と難しいのである。

6.2回6安打自責点3の先発ライドル、2ランHR(5回無死1塁、2-2)を放ったアブレイユと決勝タイムリーヒット(7回2死2塁、4-3)のシェフィールドが高評価。他ではソロHR(4回先頭打者、1-2)など2安打のカノー、2安打と守備でも魅せたジーター、ヒットと盗塁で決勝点を演出したAロッドと打者1人ながら役目を果たしたマイヤーズにポイント。

MVP Points Today/C Lidle2 B Abreu2 G Sheffield2
R Cano1 D Jeter1 A Rodriguez1 M Myers1

MVP Points Total/C Wang38 D Jeter38 B Abreu34 R Cano32
A Rodriguez29 J Damon28 M Cabrera28 J Giambi23 J Posada20
B Williams18 M Rivera17 R Johnson15 J Wright13 M Cairo12
C Lidle12 M Mussina11 K Farnsworth11 S Proctor10 D Rasner9
A Guiel9 H Matsui6 B Bruney6 R Villone5 C Wilson5 N Green3
A Phillips3 B Crosby2 J Karstens2 S Fasano2 G Sheffield2
M Myers2 S Ponson1 K Wilson1 J Veras1

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