Saturday, September 23, 2006

September22,06 @ TB W4-1

Rivera, Sheffield back

両先発が好投し6回までは投手戦、7回に勝ち越したヤンキースが逃げ切った。

ヤンキースの先発は今やエース格のウォン。この日はシンカーを多用した本来のピッチングスタイルで7回を1失点の好投。ボールが高めに浮く場面は何度かあったが、このところ目立っていた制球難が解消され余分なランナーを出さなかったのが大きかった。これでハーラートップタイの18勝目、ALDS第1戦での先発が決定している。

一方の相手先発シールズも6回まではカノーのHR1本に抑える好投。ストレートは140キロ台前半ながら低めをつく丁寧なピッチング。特にチェンジアップが効果的でヤンキース打線から6三振を奪った。降板のきっかけとなったガエルのHRは不用意に投げた真ん中のストレート。まさに1球に泣いた格好で本人としても悔やまれることだろう。

左手首の故障で戦列を離れていたシェフィールドが約4ヶ月ぶりに復帰。ヒットこそ出なかったが懸念されたファーストの守備は無難にこなした。また同じく戦列を離れていた抑えのリベラも約3週間ぶりに復帰。ヒットは許したものの奪ったアウトは全て三振と健在ぶりをアピール。これでジアンビを除けばほぼベストメンバー、プレーオフの準備は整った。

4-1と3点リードの8回1死3塁、打者キャニゼーロの場面でスクイズのサイン。相手バッテリーに見破られ失敗に終わったが、このスクイズは極めて珍しい。

個人的には賛成なのだが、メジャーではこのような場面でのスクイズは不文律に反するはず。スモールボールを好む監督であれば時々見かける光景だが、それがトーリとなるとほとんど記憶に無い。プレーオフに向けての予行演習なのかただの気まぐれなのか、非常に興味があるところだ。

7回6安打1失点の先発ウォンが評価の中心。他では同点HR(4回1死ランナーなし、0-1)など2安打のカノー、決勝の2ランHR(7回1死1塁、1-1)など2安打のガエル、8回を完璧に抑えたプロクターと4点目となるタイムリー2ベース(2死2塁、3-1)を打ったカブレラが対象。

MVP Points Today/C Wang4 R Cano2 A Guiel2 S Proctor1 M Cabrera1

MVP Points Total/C Wang38 D Jeter36 R Cano31 J Damon28
B Abreu28 A Rodriguez28 M Cabrera28 J Giambi23 J Posada20
B Williams18 M Rivera17 R Johnson15 M Cairo12 K Farnsworth11
M Mussina11 C Lidle10 J Wright10 S Proctor10 D Rasner9 A Guiel9
B Bruney6 R Villone5 C Wilson5 H Matsui4 N Green3 A Phillips3
B Crosby2 J Karstens2 S Fasano2 S Ponson1 K Wilson1 M Myers1
J Veras1

2 comments:

Anonymous said...

王健民とムースは安心して見れますね~
王は正直今年ここまで成功するとは思いませんでした。
若いので頑張ってほしいですね。

それに比べてジョンソン…
ライトでさえ良くなってるのに最近の彼の投球内容は悲しいです。

KMFIS said...

コメントありがとうございます。

いずれ各選手については詳しく書く予定ですが、ウォンはアジア人の投手としては10年に1度の逸材と見ていました。なので偉そうに聞こえるかも知れませんが、この活躍には驚いていません。

ランディ・ジョンソンはやはり年齢ですね。
おそらく、ですが筋力(握力など)が下がっているため球の抑えが効かないのだと思います。

ムースは確かaoiさんのお気に入りでしたよね?
確かに端正な顔立ちで理論派と申し分ないです。
今季は肘(でしたっけ?)の調子もよさそうで、
ストレート主体の投球ができるのが大きいと思います。




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