Monday, September 11, 2006

September10,06 @ BAL W9-4

Three long balls pave way

先発ライトの好投に打線が応え完勝。

この日は主力の三人がスタメンから外れ、先発は最も信頼性の低いライト。ところがライトは好投、打線も脇役の活躍もあり9得点と予想外の結果になった。まさに追い風を受けている格好でプレーオフ進出はいよいよ目前。

約1ヶ月ぶりの勝利をあげた先発のライト。7回途中まで3安打1失点(自責点は3)と素晴らしいピッチングを見せた。打者24人に対し初球ストライクが19と抜群の制球力で常に優位なカウントを維持できたのが好投の主な要因だろう。また球が高めに浮くこともほとんどなく、左右に投げ分けるコマンドもきっちりと機能していた。

最後に2つの四球を出し降板したのは相変わらずだが、1-3→2-3、0-3→2-3と簡単に四球を与えなかったのは評価に値する。いずれにしてもこんなピッチングが出来るとは驚きである。

短期決戦のプレーオフを勝ち抜くためには投手力が最も重要な要素になる。次回の登板を見ないと何とも言えないが明るい材料であることは間違いない。言い過ぎだとは思うがひょっとすると全てのカギはライトにあるのかも知れない。

キャリアハイである20試合連続ヒット中のキャプテンジーター。以前どこかのサイトで最も過大評価されている選手ナンバーワンにあげられていたが、この日の活躍はそれを一笑に付す上で典型的なものとなった。

1打席目 2死ランナーなし、2ベース
2打席目 無死2塁、2ランHR
3打席目 無死2.3塁、セカンドゴロの進塁打
4打席目 無死2.3塁 犠牲フライ

特筆すべきは3.4打席、好機でいずれもきちんと役割を果たしているところ。Aロッドがそうなように、進塁打や犠牲フライはそう簡単に打てるものではない。このように状況に応じたバッティングができることが真のプロフェッショナルであり、チームに貢献していると言えるのである。

イチローがいくらヒットを量産したところで出塁率が伴っていなければヒット数にそれほど価値がないように、選手の価値とは記録だけでは決して計れないものなのである。ホワイトソックスの名将ギーエンが去年の井口をMVPと評した理由もまさにここにある。

過大評価どころかメジャー最高年俸のAロッドにも決して引けは取らない。派手ではないがヤンキースにおいて最も価値のある選手、それがデレク・ジーターなのだ。

決勝の2ランHR(3回無死2塁、3-0)など2安打4打点のジーターが高評価。他では6.1回3安打自責点3とゲームを作った先発ライト、先制3ランHR(2回1死1.2塁)を打ったフォサーノ、6点目となるHR(4回先頭打者、5-0)のグリーン、2安打2得点のカブレラとピンチ(7回2死1.2塁、9-4)で登板し1.1回を無安打無失点に抑えたブルーニーにポイント。

MVP Points Today/D Jeter3 J Wright2
S Fasano2 N Green1 M Cabrera1 B Bruney1

MVP Points Total/C Wang34 D Jeter31 J Damon26 M Cabrera22
A Rodriguez21 J Giambi20 B Abreu20 R Cano18 M Rivera17
J Posada17 B Williams16 R Johnson15 M Cairo12 C Lidle10
J Wright10 M Mussina8 K Farnsworth8 S Proctor7 A Guiel6
R Villone5 C Wilson5 D Rasner4 N Green3 A Phillips3 B Crosby2
J Karstens2 S Fasano2 B Bruney2 S Ponson1 K Wilson1

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