Thursday, July 20, 2006

July19,06 vs SEA L2-3

Unit gets tough loss

昨日とは逆で審判のおかげで負けたゲーム。

問題のプレーは1点ビハインドで向かえた7回無死1塁、フィリップスの打撃の直後に起こった。フィリップスは右中間を破る2ベース、クロスプレーではあったが1塁ランナーのAロッドがホームインして同点とする。セーフ(スローで見ると完全にセーフ)とコールされた相手捕手が主審に抗議、その間に2塁ランナーのフィリップスは3塁へ。ところが3塁に進んだフィリップスは3塁塁審にセカンドへ戻される。よく見るとフィリップスが半分ほど進んだところで3塁塁審がタイムをかけておりそれを理由に戻されたようだ。

このプレーには3塁ベースコーチ、監督のトーリも抗議したが認められず結局フィリップスは2塁ストップ。その後送りバントで3塁に進んだが続くバーニーは三振。スティネットは右中間フェンス際まで打球を飛ばすもライトフライに終わって無得点に終わる。

野球規約を熟知しているわけではないので、以降はあくまで主観であることを了承願いたい。タイムは特別な事情(ファンがグラウンドに飛び出してきたり、物が投げ入れられたりした場合など)がない限り選手が審判に要求して初めて成立する。相手捕手が抗議したのは任意であるから3塁塁審がタイムをかけたこと自体が不適当。誰一人として審判にタイムを要求していないため当然プレー中の扱いとなるべきで、フィリップスの進塁は認められるべきである。

たらればになってしまうが、もし3塁に進んでいれば犠牲フライで勝ち越していただけに何とも後味が悪い敗戦になってしまった。昨日の誤審は生身の人間だから間違えることもあると言えなくもないが、このケースはそれ以前の問題である。詳細なルールがないのかルールを知らないのかは分からないが、判定がゲームを左右する以上審判のレベルアップは急務だろう。ちなみにこのゲーム8回にも誤審があった。1死1塁、ジーターのショートゴロで1塁ランナーが2塁フォースアウト。ところがよく見るとベースを踏んでいない。放送でも取り上げられなかったほど微妙なプレーではあったが明らかに誤審である。

それにしてもあのマリナーズの捕手、控えとはいえランナーがいるのを忘れて抗議するとは。イチローのチーム批判も分かる気がする。

前回と似た内容になってしまうが、ざっと調べた限りこのプレーは活字になっていなかった。昨日のプレーはいくつかのメディアで報道されていたのは確認している。両プレーともリプレイを何度も繰り返していたので(少なくともこちらの放送では)そういう意味での差異はないと思う。またどちらも勝敗に関わる重要なプレーなのは間違いはないところでもあり、普通に考えても不自然としか言えない。このように世の中で不自然と思われることの大半は不自然が必然となる理由があるものである。

今回のケースに当てはめてみると考えられる理由は主に二つある。一つは日本人選手が所属しているチームに不利な記事を書いても読まれないと思った。二つ目は記者自身、または所属している組織自体がそれについて故意にコメントを取らなかった。

どちらの理由も利益を優先、それが法人であれば会社の存続に関わるという理屈なら理解はできる。ただその反面低俗、又は低レベルと言わざるを得ない。

こういうプレーに関して選手にコメントを取ることはそれを読む者、又は見る者にとって重要な意味を持つはずである。なぜなら選手がそのプレーにどう感じているか、審判の判定に対しての位置付けや野球観そのものをうかがい知ることができるからである。ただしそれはその選手が所属しているチームに有利な場合と不利な場合の両方のコメントを報道することが条件。そうでなければそのコメント自体に何の意味もなくなってしまうからだ。

例えば以前イチローは今回と同じような誤審について「それ以前の問題」「寂しい」というような審判のレベルの低さを嘆くコメントを何度か残している。ただこれらは全てマリナーズにとって不利な判定についてのコメントでありその真意を知ることはできない。今回のように有利な判定についてのコメントを知ることで初めて「それ以前の問題」「寂しい」という言葉が本当の意味を持つのである。

選手の気持ちを引き出したいという考えから取材している記者は決して少なくないはずだが、現状ではそれが片方向からしか報道されていない。ジャーナリズムという言葉など持ち出す気はもうとうないが、少なくとも意味のある報道を強く望む。そうでなければ報道そのものがただの娯楽映画になってしまうからだ。

No comments:

  Archive: