Wednesday, July 19, 2006

July18,06 vs SEA W5-4

Cabrera caps comeback

カブレラのサヨナラHRで5連勝、実際は審判のおかげ。

1点差に迫った9回裏、1死2塁でポサダの当たりはセカンド右のゴロ。雨のせいで二塁手が滑ったこともあり1塁は際どいタイミングとなった。判定はセーフだったがスローで見ると明らかにアウト、監督の猛抗議も及ばず1死1.3塁となりその後の犠飛で同点に追いついた。誤審がなければそのまま終わっていただけにまさに審判のおかげなのである。

直接は関係ないが、このゲームでイチローがタイムリーヒットを打った。完全に詰まった打球が内野と外野の間に落ちたもので、偶然の産物であることは明白である。ところがイチローをもってしても正当化に苦しむようなこの打撃についての報道が、例えばMAJOR.JPではこんな記事になっている。強く振った分だけ外野手に届いてしまう場合もあるわけで極めて非論理的な表現と言える。仮に客観的事実を元にこのプレーを表現するなら、1死3塁で内野陣が前進守備を敷いていたためヒットになったというのが正しい。強く振った分好結果に繋がったなどというのはデタラメな解釈である。

MAJOR.JPに限らず日本のメディアの日本人選手に対する記事にはしばしばこういう表現が見受けられる。メディアには事実を正確に伝えるという義務があるはずであり、これではただの日本人選手応援サイトと言われても仕方がない。応援したい気持ちは分かるが私情を挟むのであればメディアのフリはしないで欲しい。MAJOR.JPに限って言えばMLB公認の組織なのだから、例えそれが自社の記事ではなくともそれぐらいの自覚を持って運営するべきだと思う。

当然サヨナラHRを打ったカブレラは高評価だが、総力戦であったこともあり陰のヒーローが多かったゲームでもある。まず先日カージナルスを戦力外になりヤンキースで初登板となった先発ポンソン。6.2回5安打自責点4で先発としては最低限のレベルではあるものの戦力外の選手としては上々と言える。また被安打の少なさから次回以降暫定的ではあるが先発5番手の構想に入ったのも収穫。HRと9回同点のきっかけとなる2ベースを打ったフィリップス、同じく9回代打で登場し1点差に詰め寄るタイムリーを打ったガエル、同点犠飛のデーモン、7回のピンチ(2死1.3塁)に登板し1回を無失点に抑えたビローン、同じく8回のピンチ(2死1.2塁)に登板し1.1回を無失点のウイルソン、10、11回を無失点に抑えたファーンズワースとプロクターが評価の対象となった。

MVP Points Today/Cabrera2 S Ponson1 A Phillips1 A Guiel1
J Damon1 R Villone1 K Wilson1 K Farnsworth1 S Proctor1

MVP Points Total/M Cairo5 M Cabrera5 B Williams4 D Jeter4
C Wang4 J Giambi3 A Rodriguez3 J Damon3 R Johnson2 M Mussina2
B Crosby2 M Rivera2 A Guiel2 S Proctor2 J Posada1 J Wright1
S Ponson1 A Phillips1 R Villone1 K Wilson1 K Farnsworth1

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