My Green Card Story-5
グリーンカード取得まで(5)
健康診断を受けたのは2年前。病院は移民局指定のリストから選んだ。担当した医者は高齢のせいか注射もおぼつかない様子だったが、検査結果に問題はなかったはず。再検査とはいっても、大きな障害にはならないだろう。移民局を出た時点ではそう思っていた。
詳しく話を聞いてみると、ツベルクリン検査後(陽性反応)の対処が問題とのこと。本来ならレントゲン撮影をした上で、結核菌を根絶するための投薬を半年間続ける必要があったらしい。
レントゲンを撮った覚えはあるが、薬の話は初耳。再検査で済むどころか、少なくとも半年かかる。書類提出の期限は面接を受けた日から120日以内だから、今からその治療を受けたのでは間に合わない。苦労してパスした面接が無効になろうとしているわけだ。
自宅に一番近い病院を選んだだけなのに、どうしてこうなるのか。面接日の間違いしかり、こんな時は自分の運命を呪いたくなる。処置を怠った医者にも腹が立ったが、とにかくこの窮地を凌がなければならない。面接を受けたその足で、検査を受けた病院に向かった。(続く)
My Green Card Story-1
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