June26,07 @ BAL L2-3
Yanks drop third straight
Box Score (MAJOR.JP)
See Enough
架空のインタビュー記事を書いたのは、全てが終わったと思えたから。トーリの野球は分かり過ぎるほど分かってしまったし、それが続く限り負けるのは目に見えている。バカがつくほどのヤンキースファンとしては、ああいう方法でバランスを取るしかなかった。1つの区切りであり、もはや勝敗に一喜一憂することはない。
(C)Copyright NY Daily News (left picture) / Modified By KMFIS
この試合も、そんな傍観者的な心境で観ていた。ところが終わった直後、強烈な怒りが込み上げてくる。こんな気持ちは、数えるぐらいしか経験したことがない。例えるなら、ミシシッピーバーニングを観ている時のそれに近い。さっそく本題に入りたいところだが、その前にポイントとなった場面について触れておく。
デーモンの2ランHRで同点に追いついた6回、ジーターがヒットで出塁する。続く松井の初球にエンドランを試みるがファール。その後はまったく動かず、松井は三振して2死1塁。次打者は絶好調のAロッド、長打を期待したのかやはりここでも動かない。案の定ヒットが出るが、続くポサダが三振して無得点。
翌7回、1死後にカブレラがヒットで出塁。またも動かず、アブレイユにヒットが出る。1死1.3塁の好機だったが、後続が倒れてこの回も無得点。
ジーターの盗塁成功率は79%、カブレラも74%と非常に高い。打順が変わってくる可能性はあるものの、どちらかで盗塁が成功すれば得点できたはず。今までも何度となく書いているが、取りに行かずして勝てるほど野球は甘くない。
さて、ここからが本題。同点の9回、ファーンズワースに代わってプロクターがマウンドに上がる。独走しているレッドソックスでさえパペルボンを登板させるケースで、休養十分なリベラを温存しているようではこの時点で負けている。今さら言っても仕方ないが、4点ビハインドの昨日の試合で登板させたのは愚の骨頂だろう。
四球とヒット→無死1.2塁→バント失敗→1死1.2塁→四球→1死満塁→四球
無死1.2塁になったところで、トーリがマウンドに向かう。ところがこれは交代のためではなく、間を取るためだった。直後の1死1.2塁、打者は左のマケーキス。ここでもマイヤーズを投入する様子はない。
どうやらこの回はプロクターと心中する覚悟だったらしく、最初から最後までブルペンには誰もいなかった。それ自体理解に苦しむが、とにかくそう決めていたようだ。最後の打者はヘルナンデス、フルカウントから投げた球が内角に外れる。
参考:Hernandez's winning walk
この瞬間ヤンキースの負けが決定するのだが、これを見たトーリはプロクターを睨みつけ首を振る。お前のせいだと言わんばかりのあの目つき、今でも忘れられない。自分の決断は棚に上げて、選手に矛先を向けるとは醜いにもほどがある。
残念ながら日本では放送がなかったようだが、この動画(約50秒後)に一瞬だけそのシーンが映っている。猫をかぶった偽善者も、とうとう化けの皮が剥がれたというわけだ。見にくいようならここにキャプチャー画像があるので、是非見て欲しい。
当初は書きなぐるつもりだったが、大人気ないので頭を冷やしてみた。出た結論がこのパロディー、我ながらぬるい選択をしたものだ。ちなみにSee Enoughとは、乱調の投手が降板する時によく使う言葉。日本語なら見るに耐えない、もういいというような意味になる。というわけで、当分ヤンキース関連の記事は控えようと思う。
P.S.今書かないとタイミングを逃してしまうので、松井の不調について少し。打率が.300を超えた直後、サードへのファールフライを打ったことがあった。松井の打席をよく観ている人なら、これがいかに珍しいことか分かるはずだ。
原因はヘッドが下がっているか、振り出し位置が下がっているため。不調時にはよく起こることで、クセと言ってもいい。真ん中を打ってセンターから左に浅いフライが上がっているうちは、調子は上がってこないと思う。
Video:
Jeter avoids broken bat
Melky nails Markakis
6 comments:
お気持ちは良く分かりますが、
ヤンクスネタを封印するのは
ブログを辞めることに等しいですからね。。。
負け試合だけでも。。。
コメントありがとうございます。
僕自身、同じことの繰り返しに飽きてしまいました。
読んでくれてる人もそう感じているでしょう。
一応ブログは続ける予定です。
わたしもきょうの試合で
これ以上書けるのか自信がなくなりました。
彼がいなくならない限り
やっぱり変わらないでしょうね。。。
すみません。
コメント見た瞬間笑ってしまいました。
僕も試合は観てましたが、
勝敗以前に面白くないんですよね。
どうしたら、あんな風に試合を壊せるのか。
他人の懐はまったく気になりませんが、
9億払って滅茶苦茶にされたのでは堪りません。
ちなみに「彼」とは「K」ではなく「J」です。
まあどちらも壊してましたが。。。
分かってますよ、トーリですよね。
無意味に継投してノーチャンスにしたのは彼です。
井川の年俸は、トーリよりかなり安いはずです。
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