Wednesday, June 13, 2007

June12,07 vs ARI W4-1

Bombers improve to .500
Box Score (MAJOR.JP)

62試合のハンディキャップ。

アブレイユの3ランHRで先制し、エースのウォンは7回を1失点に抑える好投。まさに理想的な展開で、特に書きたいことも見当たらなかった。しばらくヤンキースから離れようと思っていたのでちょうどいい。そう思って観ていると、ひょんなことから野球バカの悲しい性が顔を出す。というわけで、またもヤンキースの記事。

7回の表、ダイヤモンドバックスは先頭のクラークがヒットで出塁する。2点ビハインドで残る攻撃は3回、状況から考えても十分チャンスはある。ところが後続が簡単に外野フライを打ち上げ2アウト、もちろん進塁さえしていない。

たった2点のビハインドとはいえ、ここで1点を取りに行くのは勇気が必要。必然的に確率は低くても、連打を期待するしかない。これが何度も書いている、リードすることのアドバンテージ。中盤の失点を軽視するヤンキースが負けるのも、このアドバンテージによるところが大きい。

勇気という言葉を使ったのは、その意味を理解している人が少ないと思ったから。試しに辞書で引いてみると、物事を恐れない強い意気込みとある。

麻雀の話で恐縮だが、危険牌を通すことが勇気だと思っている人が実に多い。本当の勇気とは、自分の手に依存することなく危険だと思ったら切らないこと。通ればを夢見るのではなく、夢見る自己に打ち勝ちながら目標に向かうことなのである。

このケースで言えば、無得点を恐れず大量点を狙うことは勇気とは呼べない。1点を取りに行くことで、着実に勝率を引き上げることこそ勇気。そんな監督はまずいないと思うが、そう出来ればたいしたもの。送りバントとは言わないまでも、まずは進塁させることが先決だろう。

前置きが長くなってしまったが、ここからが本題。 2点リードで迎えた7回の裏、ヤンキースは四球と2ベースで無死2.3塁と絶好のチャンスを掴む。ダイヤモンドバックスは前進守備で1点もやらない構え、逆にヤンキースはどうしても1点欲しいところだ。

次打者カブレラの打球はセカンド左のゴロ、これを名手ハドソンが飛びついてファーストへ送球。ここまではよかったのだが、直後に2塁ランナーのカノーがセカンドベース上でタッチアウトになる。

打球方向から言っても進塁できたはず。実際タッチアウト前は、画面にすら映っていなかったほどサードベース寄りにいた。なぜわざわざ戻ってきたのか。最初はカノーの怠慢プレーだと思っていたが、原因は3塁ランナーの松井だった。松井が躊躇したため、カノーは戻らざるを得なかったのである。

参考:Hudson's diving stop

これは松井のメンタルエラーなのだが、実は今回が初めてではない。無死2.3塁で微妙な当たりの内野ゴロ、躊躇して当然と思う人も多いはず。確かに日本の野球(セオリー)では突っ込まないのが普通、だからこそ松井が2度も同じミスをしたのだと思う。

ただ1点がどうしても欲しい場面なら、こちらでは突っ込むのがセオリー。ホームはタッチプレーなので、突っ込ませても併殺(打者がアウト)の可能性は低い。同じ理由で、2塁ランナーはほぼ進塁できる。

つまりホームで憤死したところで、1死1.3塁という状況は望めることになる。これならノーヒットで得点が可能、悪送球しないとも限らないので突っ込む方が得というわけだ。

念のため断っておくと、打球が強く野手の正面を突く場合は当てはまらない。また日本の野球を久しく観ていないので、今は変わっている可能性はある。ちなみに一旦は躊躇した松井だが、送球の間に無事ホームインした。

Video:
Cairo's diving grab
Jeter's leaping grab

2 comments:

樹里亜 said...

そこにキマシタカ。

わたしが敢えて外したシーンを
きっちりと解説していただいて。

まあロビンもいっちゃっても
よかったかな?でも3塁で固まる可能性も?

携帯チェックしてタマタマこの場面だったので
意味が分かりませんでした。。。

KMFIS said...

記事中にも書きましたが、
これがなければスルーする予定でした。
こちらに来て覚えたことなので、
いつか書きたかったんです。

結果的にはあれで得点したようなもんですが、
本来ならカノーは3塁に行くべきですね。

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