Friday, August 31, 2007

Led Zeppelin, Achilles Last Stand

夏より熱いブロンクス

MVPはヤンキースファン、素直にそう思える試合だった。スイープやウォンの好投など要因はあるにしても、画面を通して伝わってくる熱気には心を打たれた。優勝ラインを算出した自分が恥ずかしい。


Presence (1976)

ファンである以上、たとえ可能性がゼロであっても応援しなければならない。自分ではそうしてきたつもりでも、彼らと比べると明らかにブレがある。そんなことを思いながら、繰り返しこの曲を聴いていた。

シーズン終了まであと1ヶ月、文字通り最後の戦いが始まる。



Play And Buy (Amazon.co.jp)
Led Zeppelin Official Website
Index: Best Tracks

Thursday, August 30, 2007

August29,07 vs BOS W4-3

Clemens grinds out win
Box Score (MAJOR.JP)

Aロッドに救われた名将。

序盤に3点を先行し、先発のクレメンスは5回までノーヒットピッチング。多くのヤンキースファンが安心して観ていたことと思う。ただ個人的にはまったく逆で、こんな状況でも勝てる気がしなかった。

野球とはスポーツであると同時に、勝負事でもある。些細なことであっても致命傷になり得るし、人の一生と同じで当然後戻りはできない。したがってどんなに優位であろうと油断は禁物、死人を殺すほどの貪欲さが必要になってくる。

今さら言っても仕方がないが、4点目を取ろうとする姿勢がまったくない。ベンチに座って長打や3連打を期待するだけで、反撃されるとあからさまに困った顔を見せる。これ以上醜い光景もそうはない。

野球に限らず、物事は待つだけでは決して好転しない。1本のヒットがタイムリーになるか進塁打になるかは戦略次第。めぐり合わせに介入してこそ野球であって、そうでなければ運命という言葉に何の意味もなくなる。

右ひざに爆弾を抱えて激走した松井秀

この記事中にトーリのコメントがあるが、死ななきゃ直らないとはまさにこのこと。たまたまAロッドにHRが出たからいいようなものの、こんなぬるい野球をしているようでは先が思いやられる。

松井の故障はかなり深刻。実際1塁ベースを駆け抜けた後などは、ほとんどひざを曲げていない。これが重心のかかる左ひざならバッティングにも影響するから、右ひざなのは不幸中の幸いだろう。

ただ左ひざもよくはないようで、あまり無理をすると取り返しのつかないことになる。こればっかりは誰かと同じように祈るしかない。

今のヤンキースに“ギドリー”はいるか

MAJOR.JPにしては骨のある記事かと思ったら、いるとは往年の存在という意味でがっかりした。当然のことながら、読む価値はない。

Video:
Damon's two-run single
Cabrera goes 3-for-4
Cano's spinning throw
Giambi's diving stop

Wednesday, August 29, 2007

August28,07 vs BOS W5-3

Damon serves revenge
Box Score (MAJOR.JP)

望み捨てないデーモン、好投でヤンキース鼓舞したペティット

これでレッドソックスとの差は7ゲーム。直接対決で盛り上がるのも無理はないが、残念ながら地区優勝の可能性はゼロに等しい。

BOS:80-52→98-64(3勝2敗) NYY:73-59→98-64(5勝1敗)

見て分かるように、ヤンキースが落とせるのはたったの5試合。安定した投手陣や対戦相手から考えても、レッドソックスの3勝2敗ペースは最低ライン。これを少しでも上回れば、逆にヤンキースは9割以上の勝率が必要になる。直接対決はまだ5試合あるものの、ワイルドカードに望みを繋ぐ他はない。

ワイルドカード争いでマリナーズに1ゲーム差と迫っているヤンキースだが、チーム力や日程から言って捕らえるのは時間の問題。最終的にはインディアンズかタイガースが相手になると思う。

得失点差/試合 SEA:0.09 CLE:0.40 DET:0.39 NYY:0.88
チーム防御率  SEA:4.62 CLE:4.22 DET:4.73 NYY:4.55

一般的にチーム力は得失点差で決まるが、マリナーズが該当しないのはブルペンに秘密がある。最も悪いホワイトを除けば全員が防御率3点以下、平均しても3.19(*1)と抜群にいい。(*1)現ブルペンが対象

接戦の強さが好成績に繋がっているのは事実だが、それを考慮しても不自然な数字であることに変わりはない。今までが出来すぎと見るのが妥当で、多少の反動はあるはず。

Notes: Britton added to bullpen

左のヘンの代わりにブリトンが昇格、これでブルペンは右投手だけになった。数日でロースター枠が拡大するとはいえ、あれだけ左や右にこだわっていただけに笑ってしまう。

実際に活躍するかどうかは別として、ブリトンの印象はあまりよくない。両選手とも結果は出ていないようだが、今となってはプロクターマイヤーズの放出が悔やまれる。

ムシーナが次戦スキップ 代役は井川でなく8番目の新人

前回のピッチングを見る限り、ロケーション以外はそう悪くもなかった。今後は上がってくるケネディー次第になるが、まだ十分活躍できるはずなので頑張って欲しい。

Prospects: Top 10 Prospects: New York Yankees

先発予定のイアン・ケネディーは、ヤンキース傘下で5番目に位置するプロスペクト。奇しくも3年後のラインナップ予想に、先発5番手として名前が挙がっている。下記リンク先に実際の映像があるので、興味のある人はそちらをどうぞ。

Ian Kennedy Profile

Video:
Pettitte strikes out six
Damon's two-run homer
Jeter's long ball
Joba's Dominance

Tuesday, August 28, 2007

Weakend-1

何もない週末に見つけたこと。

ここ数日は何もする気になれなかった。とは言っても、何もしないわけにもいかない。ヤンキース戦がある時間帯はまだいいが、それが終わると何をしていいか分からなくなる。

やるべきことを放置しても生きていけるのだから、そういう意味での不満はない。ただ本人レベルではそれなりに苦痛、ハツカネズミが羨ましいと思うほどだ。探すのも面倒なので、結局は目の前にあった映画で手を打った。

映画や本は体現するまでに時間がかかるせいか、躊躇することが多い。そのくせ飛び込んでしまえば止まらなくなる。例えるなら、ジェットコースターに乗る前と後の感覚に近い。そんなわけで、この週末は狂ったように映画を観て過ごした。

Be Cool (ビークール)
監督F・ゲイリー・グレイン 2005年 アメリカ

このシリーズの面白さは、何と言っても主人公(チリ・パーマー)のキャラクターに尽きる。目的達成までのプロセスは前に出ることだけ、絶対に引かず正攻法のみで全てを手に入れてしまう。そんな古典的とも言える方法論が、現代人にとっては魅力的なのだろう。

多様化した現代社会において、何かを成し遂げるのは簡単ではない。美味いだけのラーメン屋は儲からないし、才能以前にデザイナーにはパソコンのスキルが要求される。反対に味よりもスタイル先行のフュージョン料理や、技術をデザインと勘違いした自称ウェブデザイナーは多い。

正攻法のチリ・パーマーはどんな時代であっても実像であるべき、決して希少価値としての偶像であってはならない。本質が忘れ去られるようでは、その先はたかが知れている。作者の意図は別だろうが、この映画からはそんなメッセージを受け取った。

「けんのみを取る」

余談だが、任侠の世界にこんな言葉がある。先手を取ることで優位に立てという意味で、けんのみとは剣の峯のことらしい。まさにこれがチリ・パーマーの交渉術。一般的にも力関係は会った瞬間に決まるとされているが、それは海を越えても変わらないようだ。

あと2本分書くつもりだったが、疲れてきたので次回。

Be Cool Official Website

Weakend-2

Saturday, August 25, 2007

August24,07 @ DET L6-9

Exhausting loss for Yanks
Box Score (MAJOR.JP)

接戦の弱さが再燃。

勝てる要素がほとんどなかった試合。1人1イニングの継投に拘らなければ勝機はあったかも知れないが、トーリが監督な以上諦めるしかない。唯一残念なのは、10回無死1塁の好機を併殺で潰したこと。状況的(*1)にバントや盗塁は難しいが、せめてエンドランぐらいはできたと思う。(*1)ランナー松井、打者カノー

ヤンキースにとっては、多少アンラッキーな面もあった。8回1死2塁、アブレイユのライナーをインジが好捕。ギーエンのサヨナラHRは膝よりやや下の難しいボール。オルドニエスのラッキーなヒットが演出したと言えなくもない。9回2死2塁のポサダの三振も、主審の不可解な判定(*2)によるところが大きい。(*2)3球目は明らかにボール

参考:Ordonez goes 4-for-6

これで過去5試合は2勝3敗、いずれも6点以上取っているだけに何とも情けない。キャッシュマンとトーリによれば、今季の課題は投手陣の強化だったはず。ところが実際は投手12人体制(野手13人)、ベンチには去年と同じように野手が余っている。以前も書いたセリフだが、このチームは間違いなく病気だと思う。

Video:
Phillips' RBI single
A-Rod's two-run home run
Posada's two-run double

Thursday, August 23, 2007

August22,07 @ LAA W8-2

Pettitte saves the day
Box Score (MAJOR.JP)

救世主ペティットもかすむ、チェンバーレインの存在感

同点で迎えた7回、ヤンキースは四球とヒットで無死1.3塁のチャンスを掴む。この日はチェンバーレインとリベラの登板が可能で、残るイニングから考えてもここで得点できれば勝てる可能性が高い。

通常なら外野フライか緩い内野ゴロで得点できるケースだが、あいにく3塁ランナーは足の遅いポサダ。次打者のベテミットはスイッチヒッターだが、左打席に立っている。ライトは強肩のゲレロだから、得点するには深い外野フライかヒットが必要条件になる。

セオリーならポサダに代走、そう思った瞬間あることに気づいた。代走に出せる選手がいないのである。ヤンキースに足の速い選手は多いがいずれもスタメン。先日も書いたように、残っているのは振り回す打者ばかり。

代走に出せる選手がベンチに1人もいないチームも、ちょっと珍しい。特にこだわっているわけではないが、実際はそれほど軽視できる問題でもない。極端な例だが、代走の重要性は2004年ALCSのデーブ・ロバーツが証明している。

ベテミットの打球はライトへの浅いライナーだったが、案の定ポサダはタッチアップできなかった。その後に連打が出たからいいようなものの、ここまで戦略が限定されてしまっては先が思いやられる。ロースター枠が拡大すれば解決するが、それまではこんな試合展開にならないことを祈るしかない。

デビュー以来、未だ無失点のチェンバーレイン。ヒットこそ許したが、取ったアウトは全て三振と止まるところを知らない。この日は自己最速の100マイルも記録、すでに打たれるイメージすら浮かばない。以下はここまでの成績、桁外れの数字が並んでいる。

防御率0.00 投球回8.0 被安打3 奪三振14 与四球2 被安打率.115 

この日3安打の松井だが、いずれの打席も内容がいい。特によかったのはシールズから打った2ベース。やや外よりのツーシームにバットをかぶせて引っ張り切ったもので、悪い時ならヘッドが下がってポップフライになるボールだ。

個人的な見解など興味はないかも知れないが、これでしばらくは安心して見ていられる。反対にDHの起用が増えていることから、膝の状態はかなり心配。

Video:
Yankees' four-run eighth
Cabrera goes 2-for-4
Cano goes 3-for-5
Post Game Plus

Wednesday, August 22, 2007

August21,07 @ LAA L9-18

Mussina sets dark tone
Box Score (MAJOR.JP)

モメンタム×予定調和=大敗

初戦を落としたことが、全てを呑み込んでしまったような試合。何の根拠もないが、どうやっても勝てなかった気がする。こういう試合はヤンキースがよくやっているが、いざやられてみると辛さが身にしみる。

先発のムシーナは、2回持たず7失点で降板。コントロールに苦しみ、ストレートにも力がなかった。以前から書いているが、ムシーナという投手は緩急で勝負するタイプ。ある程度の球速が出ていないと、この日のような結果に成りかねない。

関連記事:Opening Roster 2007-1

球速の衰えは年齢によるものだとしても、制球力はメジャー屈指(*1)だけにどこか腑に落ちない。試合後のインタビューによれば肉体的に問題はないようだが、調子が悪いだけとも思えず少し心配。(*1)四球率は生涯で2.0/9回、今季は2.1

解説のフラハティによると、遠征時の時差ぼけは2日目が一番きついらしい。ムシーナを含めた投手陣、エンジェルスに弱い理由の一端はこの辺にあるのかも知れない。

2戦連続のノックアウトとなったムシーナだが、こうなると出てくるのが限界説。限界と言うだけならまだしも、今度は年俸やら勝ち星を引っ張り出してきて非難が始まる。まさに猫も杓子もの状態、学歴コンプレックスでもあるのかと言いたくなる。

そもそも選手に矛先を向けること自体理解できない。どんな状況であろうと選手は使われる側であって、使う側には最初から選択肢がある。経営者が自ら採用した社員の能力を嘆くようなもので、そんな人は一生自分の愚かさに気づかない。

ウォン:4.48 ペティット:4.77 クレメンス:3.58 ムシーナ:5.50(3.86)

これは過去10試合の防御率、クレメンス以外は誰も満足のいく働きはしていない。また悪かった2試合を除けば、ムシーナの防御率は3.86。少なくともクオリティースタート以上のピッチングはしている。

確かに今季のムシーナは期待外れだし、年俸に見合っているとも思わない。ただ好投している時は口を閉ざし、悪くなれば待ってましたとばかりに非難するのはどうかと思う。余計なお世話だが、そんな人は今すぐにでもファンを止た方がよろしい。それでも吠えたいというなら、まず先に穴を掘ることをお勧めする。

Mailbag: Are Yanks stingy with Joba?
The Joba Rules

ついでなのでもう1つ。チェンバーレインの起用法(Joba Rules)を知らずにモノを言う人が多すぎる。ルール自体の是非はともかく、知らないのなら勉強しておくように。

Video:
A-Rod homers twice
Betemit's three-run homer
Post Game Plus

Tuesday, August 21, 2007

August20,07 @ LAA L6-7

Yanks' rallies turned aside
Box Score (MAJOR.JP)

トーリ野球のショーケース。

これから書くことは、そのほとんどが何らかの形で記事にしたものばかり。読む方にとってはお腹一杯だろうから、そういう意味では書く価値はないかも知れない。ただこれだけ酷い試合をされては、フラストレーションが溜まるのも事実。

昇華とまではいかないにしても、マスターベーションぐらいしておかないと気が済まない。ということで、いつものようにサルを承知で書いてみる。

ヤンキースの先発はヒューズ。得意のスローカーブが決まらず、ストレートも高めに浮くなど明らかに調子が悪かった。鋭い打球や大きな当たりは何本もあったが、いずれも野手の正面。早いカウントから打ってきたエンジェルス打線にも助けられた。打たれたヒットは4本だが、通常ならとっくにノックアウトされていただろう。

一方のエンジェルスはモズリー。全てにおいて平凡で、いわゆる特徴のない投手。先日マイナーに落ちたカーステンズほどではないが、率直に言って打てない要素が見当たらない。5回2失点なら、エンジェルスにとっては嬉しい誤算だと思う。

ヒューズは7回1死1.2塁(投球数92)で降板、後を受けたビスカイーノがリードを守れず逆転を許してしまう。ここがポイントなのは言うまでもなく、ヒューズの投球数からこの継投に疑問を持つ人も多いはず。

参考:Figgins' RBI single

確かに数字(被安打4、3失点)から判断すれば、続投は可能に見える。ただし投球内容を考えると、続投はあり得ない。むしろ無死1塁になった時点で継投すべきだろう。

采配とは先手を取ることであり、後手に回れば当然こうなる。ピンチになって動くのは誰にでもできるわけで、ファンの視点で状況に押し出されているようではプロとは呼べない。

好対照だったのは敵将ソーシャ。見かけ上好投(5回2失点、投球数72)していた先発モズリーを、あっさり5回で降板させたのである。これこそがプロの仕事、知将と言われるのも頷ける。ちなみにこのソーシャ、投手を含めた全てのプレーにサインを出すらしい。

1点ビハインドの5回、先頭のフィリップスがヒットで出塁する。フルカウントになったところでフィリップスにスタートを切らせるが、カブレラが三振して併殺。

例えばこんな時、クビにしたカイロがいたらどうだろう。フィリップスに代走を送って、盗塁やエンドランなどいろんな攻め方が可能になるはずだ。これが戦略というのであって、同点の2死からジアンビを代打で起用するのは博打に過ぎない。

博打の性質上当たった時の印象は強いが、トータルで見ると収支はマイナス。精度の低い爆弾をいくら揃えたところで、戦争には勝てないのである。

関連記事:August7,07 @ TOR W9-2

ヤンキースは6回、Aロッドの2ランHRで4-3と逆転に成功。なおも無視1.2塁のチャンスだったが、何の策もないまま併殺で好機を潰す。続く7回も先頭のカブレラが歩いて無死1塁、ここでも動かずまたしても併殺

逆転した瞬間に勝ったと思っているのか、それとも寝ているのか。1点差と2点差に天と地ほどの開きがあることが相変わらず分かっていない。試合後のインタビューでも悪びれた様子はなく、私は正しかったと言わんばかり。やはり首から上に付ける薬はないらしい。

Video:
Posada's two-run homer
Betemit defense
Post Game Plus

Monday, August 20, 2007

I Say Hi, You Say Deki

松井の応援 (ブリーチャー編)

YESの番組にUltimate Road Tripというのがある。内容は視聴者から選ばれた数人のヤンキースファンが、アトラクションをこなしながら全試合を観戦するというもの。今年のメンバーは6人で、その中にShelliという女性がいる。実は彼女、かなりの松井ファン。それが証拠に、自身の作った松井エールがある。

Pikes Peak
Camden Yards Challenge

HidekiをHi(ハイ)とDekiに分解しているのだが、説明するよりビデオ(上記リンク)を観てもらった方が手っ取り早い。いずれも後半に少しだけ出てくる。どうしても生で見たいなら、彼らのいるブリーチャー(外野席)に行くといいだろう。ただしメンバーは毎年変わるので、よほど浸透しない限り来年以降は見れない。

参考までに、同じメンバーのIndioという男性も松井ファン。ユニフォームやTシャツはいつも55番だから、彼の方がコアなファンかも知れない。

Saturday, August 18, 2007

August17,07 vs DET W6-1

Yankees right ship
Box Score (MAJOR.JP)

ベテランの活躍で快勝。

タイガースの先発は左のロバートソンだったが、スイッチヒッターのカブレラに代えてデーモンがスタメンに起用された。この記事にあるトーリのコメントによれば、投手との相性が理由になっているらしい。

確かに打者にとって苦手な投手は存在するから、相性そのものは否定しない。ただしそれを起用の根拠にするからには、多くの前提条件を満たす必要がある。最も重要なのはサンプル数、統計学が基準になっているのだから当然だろう。

また投手も野手も生身の人間である以上、シーズンごとに成績は違う。衰えていく選手もいれば、成長する選手もいる。衰えていなくとも、きっかけを掴めないままシーズンを終える場合だってある。メカニック的な改良が、劇的な変化を生むことも珍しいことではない。

つまり過去にどれだけ打とうが、十分なサンプル数とその時々の状況を考慮して初めて相性はアテになる。以下は過去3年間のロバートソンの成績と相性。(防御率/被安打率)

2006 (3.84/.259) デーモン 1/3  ジアンビ 3/6 カブレラ 2/8
2005 (4.48/.266) デーモン 5/11 ジアンビ 1/2 カブレラ――
2004 (4.90/.274) デーモン 2/3  ジアンビ 2/2 カブレラ――

まず最初に、サンプルの絶対数が少なすぎる。2004年以前は調べていないが、ロバートンソンのキャリアから考えてあっても微々たるもの。

次に被安打率を見ると、2004年と2006年ではかなりの差がある。被安打率そのものも高いことから、2004年のロバートソンは打って当たり前の投手。サンプルの対象から外すか、他の選手と比較しなくては何も見えてこない。

また2005年のデーモンは当たっているが、この年の打率は.316と高い。被安打率は対戦する打者全てが対象だから、相対的に打率の高いデーモンがこれぐらい打ったとしても不思議ではない。

そういう意味では、打率の低い(*1)ジアンビの数字は多少アテになる。もっともサンプル数から言って起用の根拠にはなるかは疑問。(*1)2005年は.271、2006年は.253

「壊れたパソコンでデータ野球」

前回の記事でこんな形容をしたが、率直に言ってCPUの能力が低すぎる。データに頼るのは結構だが、その前に数字の見方を勉強するべきだろう。

8回を終わって5点リード。誰が投げてもほぼ勝てる状況だが、マウンドに上がったのはチェンバーレイン。将来のあるチェンバーレインには起用上のルール(*2)があり、連投は禁止されている。つまりここで登板させれば翌日はオフ、次の試合で必要になったとしても起用できない。(*2)投げたイニング数だけ登板間隔を空けるなど

前述の通りこの時点での勝率は高く、数字にして80%以上はあると思う。80を100に近づけるのが間違いだとは言わないが、それでは効率が悪い。例えばポサダを定期的に休ませるのは、長期的に見ればプラスだと考えるから。

ここでチェンバーレインを使ってしまうのは、ポサダを酷使してまで目先の勝利にこだわるのと変わらない。明日のことは分からないから今を重視するのではなく、分からないからこそ対処できる時はするべきなのである。

「ヤンキースは黒人差別」 シェフィールドが爆弾発言

この発言で連日ブーイングを受けているシェフィールドだが、昨日の夜ちょっと興味深いことがあった。あるレストランの前でタバコを吸っていると、そこにいた花売りが突然話しかけてきた。花ならいらないと言うつもりが、予想外に話題はヤンキース。被っていたヤンキースキャップを見て、話したくなったのだろう。

すぐにシェフィールドの話になり、トーリはレイシスト(人種差別主義者)を繰り返していた。彼はアフリカンアメリカンではなかったが、肌は褐色で有色人種。ニューヨークでさえこれだから、やはりこの問題は根が深い。真偽の程はさて置き、シェフィールドファンのよしみで結局花を買ってしまった。

Video:
Giambi's two homers
Abreu goes 3-for-4
Pettitte's strong start
Phillips goes 3-for-4
Matsui's shoestring grab

Thursday, August 16, 2007

August15,07 vs BAL L3-6

Rivera handed tough loss
Box Score (MAJOR.JP)

タイガース戦を前に痛い連敗。

オリオールズの先発は左のベダード去年から苦手にしている投手だが、今季はサイ・ヤング候補に名を連ねるまでに成長。打線が湿りがちなこともあって分が悪い。

「左には右の法則」

さすがのトーリも危機感を持ったのか、左打者は松井だけというラインナップ。アブレイユが外れることはあっても、カノーが外れるのは珍しい。代わりに入ったのはベテミットとダンカン。右というだけで打てるはずもないが、これでも工夫しているつもりなのだろう。論より証拠、まずは以下のデータを見て欲しい。(対左/右投手、成績は今季)

松井 271/296 アブレイユ 218/303 カノー 315/306 デーモン 271/254

左投手を苦手にしているのはアブレイユだけだが、前述の通り松井以外の3人がスタメンを外れている。次にこの4人の好調度を測るため、過去1ヶ月の打率を示す。

松井 .355 アブレイユ .318 カノー .425 デーモン .304

いずれの選手も、自身の打率を大きく上回っていて好調。デーモンはDHとの兼ね合いで仕方ないにしても、カノーを外すのは明らかに間違っている。休養の意味もあるらしいが、苦戦するのが分かっているのなら日を改めるべきだろう。ベダードとの相性は調べていないが、サンプル数が少ないのでその必要はない。

「選択肢が増えれば増えるほど、迷走する指揮官」

結局のところ、右なら打てるという幻想が全て。そもそもポテンシャルを無視して、主力の選手を下げること自体常軌を逸している。去年のALDSがいい例で、壊れたパソコンでデータ野球をやっていては勝てるはずがない。

仮に結果が出たとしても、それはあくまで一時的なもの。理論の土台がない以上、長期的なメリットは望めないのである。おかしな理屈だが、選択肢がない方が逆に勝てると思う。参考までにベテミットとダンカンのデータも載せておく。

ベテミット 235/231 ダンカン 353/292

これで3連続失点となったリベラだが、前回と違って今回は全てが長打。テハダに打たれた2ベースは打者を褒めるべきだが、それ以外は甘いコースだった。球速もほんの少し落ちていた気がする。

参考:Huff's two-run homer

ただ6日間で4登板では疲れていないはずもなく、少なくとも同情の余地はある。調整登板とはいえ、5点差で投げさせた10日のインディアンズ戦が悔やまれる。リベラの起用が間違いだとは言わないが、いろんな意味でチェンバーレインが適任だったように思う。

Video:
Duncan's three-run homer
Duncan's throw home
A-Rod goes 4-for-4
Post Game Plus

Wednesday, August 15, 2007

August14,07 vs BAL L0-12

Streak snapped at four
Box Score (MAJOR.JP)

7月26日以来のシャットアウト負け。

先発のカーステンズは3回5失点で降板、10点台の防御率はさらに上がった。毎回1点ずつ取られても防御率は9.0だから、こんなことは通常あり得ない。あり得ないことが起こる理由は、あり得ない起用法にある。

パイレーツを戦力外になった桑田に先発させるようなもので、強調材料がない投手は打たれるに決まっている。さらにマイヤーズをクビにしてまで昇格させたブラウアーが4失点。両投手ともマイナー行きを通告されたが、事が起こってからしか判断できないのは相変わらず。言葉は悪いが、お前ら何年野球やってるんだと言いたくなる。

桑田パイレーツ電撃解雇…マイナー契約し再挑戦も

桑田と言えばこの記事、過去10試合の防御率が16点オーバーの投手に電撃とは呆れ果てた。全てが衝撃映像と独占スクープのフジテレビしかり、このグループは本当に腐りきっている。

オリオールズの先発カブレラに2安打と抑えられたヤンキースだが、この日の結果を打線は水物と片付ける人も多いはず。もしかしたら野球解説者と言われる何人かは、同様のコメントをしていたかも知れない。

防御率5.14の投手×ヤンキース打線=二桁安打

そう考える人の大半は、こんな図式が頭にあるのだと思う。イメージとしてはそう遠くもないが、厳密に言うと防御率と安打数は比例しない。防御率とは得点期待値の基準であって、安打数の基準になるのは被安打率。

カブレラ  防御率4.79 被安打率.245 WHIP1.50
ムシーナ 防御率3.66 被安打率.252 WHIP1.18 (いずれも生涯成績)

比較対象として優等生のムシーナを選んでみたが、カブレラの被安打率が低いのが分かると思う。防御率が悪いのは制球難によるもので、逆に言えば四死球が絡まない限り攻略は難しい。確かに2安打は少ないが、実はそれほど驚くことでもない。

関連記事:September28,06 vs BAL L1-7

Video:
Cabrera's running catch

Tuesday, August 14, 2007

August13,07 vs BAL W7-6

Yanks walk-off with win
Box Score (MAJOR.JP)

気がつけば貯金16。

これでオールスター明けは24勝8敗、前半戦が嘘のようなペースで勝ち続けている。相手チームに恵まれているとはいえ、ここまでやればたいしたもの。今のヤンキースなら、どこが相手だろうと簡単に負けはしない。

過去32試合: 得点平均7.6 チーム打率.327 HR58 長打率.556

見て分かるように、強さの秘密は異常なまでの得点力にある。チーム防御率は4点台前半だから、単純に引き算しても負ける方がおかしい。ただこの状態がシーズン終了まで続くはずもなく、打てなくなる時は必ず来る。

そうなれば接戦は増えるわけで、当然これまでのようにはいかない。一部ではトーリの評価が上がっているようだが、真価が問われるのはその時だろう。

Pre-game presentation to honor Arod's 500th HR

この日の試合前、Aロッドの500号HRを祝うセレモニーがあった。チーム状態を反映してか終始和やかな雰囲気。毎試合のようにブーイングを受けていた去年と違って、多くのファンが祝福していたと思う。

この絵を描いたのは、サイケデリックな作風で知られるピーター・マックス。明らかにミスマッチだが、商品価値(*1)だけは高そう。(*1)彼のデザインによるiMacは25000ドル

Peter Max Official Website

調べてみると、ピーター・マックスはボーイング777のデザインもしていた。コンチネンタル航空はヤンキースのオフィシャルスポンサー。偶然の一致ではないだろうから、おそらくこれがミスマッチの真相。

連日の失点となったリベラだが、打たれたヒットはいずれも当たり損ね。三振を取れなかったので本調子とは言えないかも知れないが、それほど悲観する必要はない。ちなみにリベラが崩れるのはほとんどがこのパターン。

参考:Roberts' game-tying single

リベラへの橋渡し役はチェンバーレイン、期待に応え1イニングを完璧に抑えた。首脳陣の信頼を勝ち取ったのは間違いなく、今季はセットアッパーでの起用が濃厚。たった3試合しか登板していないが、投球内容から言ってある程度の数字は残せる。

ただそうなると、来季もそのままスライドさせる可能性が出てきてしまう。補強に失敗するようなことがあれば、さらに確率は高くなる。変化を嫌い、目の前の数字にしがみつくヤンキースならあり得る話だ。先のことを言っても仕方がないが、エースになれる逸材だけにファンとしては心配。

この日のヒーローはカブレラ。タイムリーヒットとサヨナラのホームイン、守ってはファインプレイ(2回)と捕殺で失点を防ぐなど大活躍。HR4本分の価値があると言ってもいい。

詳しくはシーズン終了後にでも書くが、快進撃の背景にはジアンビの故障がある。これによって占有されていたDHのポジションが空き、フレキシブルな対応が可能になった。故障していなければカブレラの台頭は考えられず、今頃はトーリの姿もなかっただろう。

関連記事:April28,07 vs BOS W3-1

Video:
Abreu's solo homer
Betemit's two-run homer
Wang goes six innings

Saturday, August 11, 2007

August10,07 @ CLE W6-1

Bombers keep it up
Box Score (MAJOR.JP)

ルーキーリレーで快勝。

トレード期限も終了、故障者も復帰しておおよその布陣は決まった。オールスター明けは対戦相手に恵まれてきたが、これからは月末まで厄介なカードが続く。スケジュールも過酷で、ここが文字通りの正念場。逆に9月は下位チームとの対戦が多く、8月を無事に乗り切れば地区優勝も夢ではない。

先発のヒューズは6回を4安打1失点前回のようにバテることもなく最後まで球速も落ちなかった。ストレートとスローカーブ主体の緩急で勝負するタイプだけに、球速さえ出ていればある程度のピッチングはできる。球数が多かったのが唯一の反省材料。

圧巻だったのは2回をパーフェクトに抑えたチェンバーレイン。リベラがそうであるように、マウンドに上がっただけで相手が諦めたくなるような雰囲気さえ漂っていた。勝負度胸もありそうで、先日デビューしたばかりとは思えない。

クレメンスの出場停止処分で、14日のオリオールズ戦はカーステンズが先発するらしい。経験の差で決めたのだろうが、こんなところでリリーフさせるぐらいならチェンバーレインを使うべき。相手がオリオールズなら、テストするには打ってつけのタイミングでもある。

段階を踏むと言えば聞こえはいいが、実際は見極める能力がないだけで後手に回っているに過ぎない。イエスと言えない日本人ではないが、事が起こってから対処していたのでは得るものは少ないのである。

Notes: No appeal for Clemens

追記:この記事によれば、カーステンズの代わりにルーキーのイアン・ケネディを先発させるプランもあるようだ。実力は未知数でも、頭打ちの投手を先発させるよりはずっといい。

井川、パドレスへ移籍か=米メディア報道

資金繰りの問題があるとも思えないが、コストに見合った働きをしていないのは事実。ただ移籍後に活躍するようなことがあれば、それこそ金をドブに捨てることになる。何のために複数年契約をしたのか、もう一度思い返すべきだろう。

単純に不要な選手を処分したいのなら、そういう選手は山ほどいる。例えば前述のカーステンズ、今季の被安打率は.380(WHIPは2.25)でメジャーリーガーの数字ではない。このままの数字で終わるとは思わないが、投手としての強調材料はないに等しい。もっとも欲しがるチームがあればの話で、あったところで旨味は期待できない。

見かけ上は好投手のカルモーナを打ち崩した格好だが、ラッキーなヒットや相手の守備にも助けられた。主砲のハフナーが欠場(このシリーズ全休)していたのも大きい。次の相手はバード、被安打率(.295)から言っても攻略は時間の問題だと思う。防御率は悪いが、むしろ明日のウエストブルックの方が手強いはず。

Video:
A-Rod's 37th
Jeter goes 3-for-4
Post Game Plus

Thursday, August 09, 2007

August7,07 @ TOR W9-2

Yanks cruise in testy win
Box Score (MAJOR.JP)

好投の後は退場処分 ヤンキースのクレメンス

メジャーには不文律と呼ばれるものがあり、それを破ると報復を受けると言われる。たいていの場合報復は死球、不文律以外にラフプレーやそれに準ずるものも対象になるようだ。Aロッドへの死球は故意には見えなかった。ただしAロッドは前日の試合でも死球に近い投球を受けており、ステアーズもビスカイーノから死球とそう思わせる伏線はあった。

実際一度収まった騒ぎを再燃させたのは、ステアーズの野次が原因。直後の放送席は報復の話題になり、ここでケン・シングルトンが自身のシナリオを披露する。確かに理にはかなっているし、気性の激しいクレメンスならやりかねない。ただ現実にそんなことが起こるとも思えず、半信半疑で観ていた。

1. まずクレメンスがこのままリードを守る
2. その後、降板の機会を見計らって一発お見舞い
3. そして退場、さよなら

試合は6回を終わってヤンキースが7点リード、奇しくもシナリオ通りの展開になる。クレメンスの投球数はチェックしていなかったが、何かあるとすればそろそろだろう。そう思ったのもつかの間、リオスへの2球目(91マイルのストレート)が背中を直撃する。

参考:Clemens ejected

ポサダの要求は外角低め、もちろんストライクゾーンとは程遠い。何度もリプレイで見たが、腕の角度は明らかにリオスに向いている。故意としか思えなかったが、偶然にしてもシナリオ通りだったのには驚いた。

こうなると投球数が気になってくる。調べてみると90、微妙な数字だが降板するにはやや早い。出した結論は限りなくクロに近いシロ、この時点ではそうだった。ところが次の瞬間、リオスは中心打者という声が聞こえてくる。

本来ならブルージェイズの中心打者はウェルズだが、今季は不振で実質的にはリオス。死球を受けたAロッドはヤンキースの中心打者だから、報復するならリオスが最も相応しい選手になる。

不文律や報復行為は不透明な部分が多く、今まで見たどのケースも存在を確信するには至っていない。ただ今回は別、ここまで一致してしまうと偶然と考える方が不自然だ。断言はしないが、少なくとも自分の中での認識は変わった。

ヤンキース期待の新人チェンバーレインがデビュー
Notes: Yanks call up Chamberlain

YESのスピードガンでは最速99マイルを記録、スライダーも悪くなく噂にたがわぬ実力の持ち主と言っていい。四球は2つ出したものの、本来は制球力もある。チェンジアップに磨きをかければ、すぐにでもローテーション入りが可能。

参考:Chamberlain's debut

唯一の心配はリベラの後継者として育てられることだが、そうでなければ数年後にはウォンとエースの座を争うことになりそう。父はネイティブアメリカン、薄い血が天才を生む典型的な例と言えるかも知れない。

関連記事:July31,07 vs CWS W16-3

マイナー送りになったのはブルーニー。個人的に好きな選手だが、チェンバーレインと比較されては仕方がない。ただ先日上がってきたブラウアーは結果が出ず、カーステンズは防御率10点オーバーと頭打ち。ブルーニーが呼び戻されるのは時間の問題だろう。

ジアンビが復帰、好調ヤンキースの追い風となるか?
Giambi activated from disabled list

デーモンとDHのポジションを争うことになるが、逆にスタメンで起用されなければ控えの扱いになる。控えの役割は打撃よりも守備力、バントが上手かったり俊足ならさらに戦略的な選択肢は広がる。ただジアンビはこのいずれも満たせないから、必然的に代打としての役割しかない。

よほどの精度で打つならまだしも、ダンカンやベテミットなど代わりはいくらでもいる。デーモンの成績が物足りないのは事実だが、同じ左打者ということもあってメリットは少ない。つまり選択肢を減らしてまで打撃に頼る必要性がまったくないわけだ。

今回の復帰に伴って、カイロが戦力外通告を受けた。ダンカンをマイナーに落とすこともできたが、当然のように長打を優先。振り回す打者ばかり揃えて、いったい何を考えているのやら。これでバントが上手い打者はカブレラ1人。ジアンビに罪はないが、はっきり言ってこのチームは病気だと思う。

ボンズの新記録、関係者は否定的?
756: A Record Launched

最後にボンズについて少し。薬物疑惑が障害になっているようだが、ソーサのコルクバットとはワケが違う。ベーブ・ルースやハンク・アーロンの時代に何もなかったとも言い切れないし、クリーンと言われているAロッドにしても同じこと。極論だが個人的にはアンドリュー・ジョーンズのコメントを支持したい。

「多くの人がステロイドを使ったが、誰も755本も打ってない」

このビデオにもちらっと映っているが、記念ボールを拾ったのは皮肉にもメッツファン。レイエスのユニフォームを着ているように見える。もう1つ意外だったのはボールの価値。事情が違うとはいえ、マクガイアーの3億とは程遠い。

Video:
Clemens on this outing
Clemens strikes out six

Monday, August 06, 2007

August4,07 vs KC W16-8

Milestone reached in rout
Box Score (MAJOR.JP)

王さん超えた!32歳・Aロッドが世界最年少500本塁打達成!

ボールがスタンドに吸い込まれた瞬間、両手を広げ喜ぶAロッド。過度の期待を強いられていただけに、ようやく肩の荷が下りたことと思う。これをさらなるモメンタムとして、最後まで走り抜けて欲しい。

「Relax Alex 500 Will Come」

あと1本に迫ってからというもの、スタンドには様々なボードがを掲げられていた。大半はここに打ってというものだったが、その中でもひと際目を惹いたのがこのメッセージ。発想は単純かも知れないが、シンプルにして優しさを感じさせる。

史上最年少で達成したAロッドだが、試合数でいうと実は3番目。記憶が確かなら1位はマクガイア、2位はソーサだったと思う。レギュラーに定着してからはシーズン平均で41本、3.6試合に1本のペースで打っているのだからやはりメジャーは広い。

News: Arod's 500 Home Runs
Alex Rodriguez Official Website

何とも間が悪いのが、このシリーズオフのマイケル・ケイ。Aロッドはもちろん、松井のメジャー通算100号にも立ち会っていない。単に印象の問題かも知れないが、どうも負けゲームを担当することが多い気もする。こういう映像はずっと残るものだし、個人的にはあの絶叫を聞きたかった。

この日の先発は、怪我から復帰したルーキーのヒューズ。最速94マイルのストレートとスローカーブのコンビネーションが絶妙で、さすがトッププロスペクトと思わせるピッチング。3回に2点を失うが、これは不運なヒットによるものなので度外視していい。

ただしイニングを重ねるごとに球速は落ちていた。実際降板した5回はほとんどが80マイル後半。久々のメジャー登板で飛ばし過ぎたのかも知れないが、スタミナ面に課題を残したのは事実。

Notes: Yankees designate Myers